出版社内容情報
「MONKEY」大好評連載の<村上春樹私的講演録>に、大幅な書き下ろし150枚を加え、読書界待望の渾身の一冊、ついに発刊!
目次
第一回 小説家は寛容な人種なのか
第二回 小説家になった頃
第三回 文学賞について
第四回 オリジナリティーについて
第五回 さて、何を書けばいいのか?
第六回 時間を味方につける──長編小説を書くこと
第七回 どこまでも個人的でフィジカルな営み
第八回 学校について
第九回 どんな人物を登場させようか?
第十回 誰のために書くのか?
第十一回 海外へ出て行く。新しいフロンティア
第十二回 物語があるところ・河合隼雄先生の思い出
あとがき
内容説明
「MONKEY」大好評連載の“村上春樹私的講演録”に、大幅な書き下ろし150枚を加え、読書界待望の渾身の一冊、ついに発刊!
目次
第一回 小説家は寛容な人種なのか
第二回 小説家になった頃
第三回 文学賞について
第四回 オリジナリティーについて
第五回 さて、何を書けばいいのか?
第六回 時間を味方につける―長編小説を書くこと
第七回 どこまでも個人的でフィジカルな営み
第八回 学校について
第九回 どんな人物を登場させようか?
第十回 誰のために書くのか?
第十一回 海外へ出て行く。新しいフロンティア
第十二回 物語があるところ・河合隼雄先生の思い出
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
474
図書館の予約に出遅れて、ようやく読めました。前作の「村上さんのところ」とは異なり、かなり真面目に「職業としての小説家」を語っています。村上春樹はやはりオリジナリティの塊りだと思います。第8回の「学校について」は共通点も多く親近感を持ちました。ところで著者は写真嫌いで自らの写真が自作の表紙を飾るなんてことは、恥ずかしくて出来なかったはずです。今回は撮影がアラーキーなので、「ヌードは絶対に無理!死んでも無理!」って言っていた頑なな女性を脱がしてしまう凄いテクニックで、村上春樹も籠絡されてしまったのでしょうか?2015/12/05
抹茶モナカ
433
村上春樹さんの「小説家」としての自分について書いた自伝的エッセイ。これまで、氏の著書を読んでいれば、焼き直し的に感じる部分があるかもしれないが、それは氏の「一貫性」という事になるんだろう。丁寧な講演録のような文体なので読みやすい。これまで海外進出の経緯について、深く語る事はなかったけれど、海外進出について書いているのが良かった。やっぱり、憧れの人だな、と、思った。恰好良いっす。2015/10/17
遥かなる想い
426
村上春樹が語る「小説家」としての日々。 軽く読めるのが素直に嬉しいのだが… 読んだ内容がほとんど心に残らないのも、 小説と同じで偉大なるこの 作家の特徴なのかもしれない。 『風の歌を聞け』から始まる 小説家としての日々、その 長い作家歴で著者が 思い、感じたのは何だったのか…独特の村上ワールドが 展開されないこの本は それゆえに正直物足りない、そんな印象だった。2015/12/26
ミカママ
342
春樹さま、ああ春樹さま。一生あなたについていきます。ファンであるあなたも、そうでないあなたも、人生の必読書。2016/01/16
テンちゃん
286
『春樹様、君にとって小説って何ですか』⇒『君が書いた作品の一文字一文字は、どれだけの過酷な体験と困難の上から書かれたのでしょうか』(*^▽^)/★*☆♪『君の文字はまるで磁石のようだ』『読むものの想像力を引き出し、希望と勇気、前に生きる事の大切さを教えてくれる』⇒『君は自分を普通の人だという』⇒『生きた経験が深く、それを文字に書き表し、人々を夢中にさせる魅力がある』(*^ー^)ノ♪『決して高飛車にならず、読者を下から見上げる謙虚にして、心地よい存在』⇒『君は小説家の中の天才』🌟(*^▽^*)4.82018/08/06