内容説明
氷の穴から顔をだした、あざらし。駆けよってきたしろくまこぐまは、辛抱強く、あざらしを待ち続けます。北極圏に棲むホッキョクグマは肉食獣で、アザラシが好物です。ホッキョクグマは獲物を見つけると、その場で辛抱強く待つ修正があります。アザラシにとっては、そんなホッキョクグマは天敵です。氷の穴から出てくると、食べられてしまうでしょう。子どもは、ホッキョクグマもアザラシも大好きです。でも、野生動物が生きているのは弱肉強食の世界です。子どもたちが抱いているかわいい動物のイメージと、現実の厳しさを、どのように理解し、自然界の営みに眼を向ければよいのでしょう。…親子で「その後の続き」を考える、みんなで創作する絵本!―カナダをはじめ、アメリカ・日本・中国での園児たちとの豊富なワークショップ体験が生んだ、日本発のバイリンガル絵本登場。
著者等紹介
飛鳥童[アスカワラベ]
香川県高松市で生まれる。自動車会社の宣伝部勤務を経て、デザイナーとして独立。3年間のヨーロッパ各地での絵画制作・個展を経て、1979年カナダへ。1982年に永住権取得、現在にいたる。ユニセフ・グリーティング・カード採用をはじめ、トロント出版文化賞・市民栄誉賞、テヘラン国際ビエンナーレ展グランプリなど多数の受賞歴がある。また、カナダ・アメリカ合衆国で多数の絵本を出版している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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