教育のオルタナティブ―“ホリスティック教育/ケア”研究のために

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  • サイズ 46判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784884162863
  • NDC分類 371.5
  • Cコード C1037

目次

第1部 オルタナティブな教育―別様の可能性からの問いかけ(「オルタナティブ」の三つの意味合い―日本のオルタナティブ教育の動向;オルタナティブ教育の法制化をめぐって―教育機会を確保するもう一つの法制度;シュタイナーのホリスティックな人間観と教育観―独自理念型オルタナティブ学校の範例;シュタイナー学校の教育現実から―ブーバーの対話哲学で読み解く)
第2部 教育のオルタナティブ―超越性をめぐる問い(教育のパラドクスから「もうひとつの世界」へ―村井実の「“善さ”の教育学」より;教育的日常のなかに働くスピリチュアリティ―ブーバーの「対話の生涯」に学ぶ;別様の他者との「対話」の(不)可能性―井筒俊彦を補助線としたブーバー
人類史的な問いとしての「ケア」―「教育」概念を外部へ開く新たな地平
“ホリスティック教育/ケア”研究のために)

著者等紹介

吉田敦彦[ヨシダアツヒコ]
1960年、大阪府生まれ。1988年、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。2006年、京都大学「博士(教育学)」(論文博士)。現在、大阪府立大学大学院教授(2022年4月より、大阪公立大学大学院現代システム科学研究科/現代システム科学域教育福祉学類所属)。日本ホリスティック教育/ケア学会前会長。日本ユネスコ協会連盟理事。日本シュタイナー学校協会専門会員。京田辺シュタイナー学校顧問。著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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katoyann

24
学校教育の代替となるオルタナティブ教育の必要性について、シュタイナー教育の実践やブーバーの「対話の哲学」などに対する論考をもとにして考察した研究書。持続可能な社会を実現するためにも、経済の成長に資する人材育成を目標とした競争主義的な教育とは別様の価値観に基づく教育も必要だとする。シュタイナー教育は、教育の経済に対する自律性を伝統的に保ってきたと紹介する。また、ケアを支えるコミュニティが崩壊して、個人が孤立する社会にあって、分断を超えた対話的な関係を構築することは、教育の仕事に関わるとする。読み応えがある。2025/03/06

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