目次
第1部 「すべての子どもを包括する支援システム」のモデル提示(提案:すべての子どもたちを包括する支援システム作りへ;子どもの貧困対策と「チーム学校」構想をめぐって―教育行政学の立場から;基調講演 学校プラットフォームとSSWの可能性―福祉政治学の立場から ほか)
第2部 「効果的なスクールソーシャルワーク事業モデル」活用自治体からの報告(取り組みの概要;プログラム実施のためのワークショップについて;横浜市における取り組み ほか)
第3部 子ども分野への他領域のアプローチ:心理学、精神医学、看護学からの視点(学校現場の課題にアプローチする臨床心理学の視座;虐待における親子相互作用の様相;思春期後期にある要支援児童等の実態と課題)
著者等紹介
山野則子[ヤマノノリコ]
大阪府立大学スクールソーシャルワーク評価支援研究所所長。大阪府立大学地域保健学域教育福祉学類教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
29
スクールソシャルワーク(SSW)の果たすべき役割をエビデンスに基づいて考えようとする内容だと思います。効果的なSSWを考えようというものでしょうか。あまりしっくりときませんでした。社会構造の中で学校はどのような位置にあり、そのもとでどのような教育が行われ、それが子どもたちにどのような影響を及ぼしているのか、子どもたちの生活問題の背景をしっかりと捉えたうえで、ソーシャルワーク技法を考えなければならないと思います。なんだか、あまりにもSSWの議論が技術論に終始しているように感じるのは僕だけでしょうか。2018/02/19