出版社内容情報
《内容》 本書は体腔液細胞診の理解のために剖検症例や手術材料などにより得られた漿膜の様々な疾患、
組織反応様式をまとめた。漿膜の正常構造から各種疾患における体腔液細胞診の特徴的な細胞像
などの広範な知識を整理。また疾患の背景にある疫学的知識、分子生物学的背景までも要約した国
内に類をみない1冊。
《目次》
第1章 漿膜組織の構造と機能
1 漿膜組織の構造と機能
2 漿膜にみられる異所性組織
3 病的状態の漿膜反応
第2章 体腔液細胞診(細胞鑑別を主体に)
1 体腔液に出現する細胞の形態マーカー
2 中皮細胞とレクチン
3 体腔液細胞診における増殖マーカーの応用
4 体腔液細胞診におけるcollagenous stromaの意義について
第3章 体腔・漿膜の疾患
1 漿膜癌症の病理
2 悪性中皮腫
3 腹膜原発漿液性乳頭状腺癌(腹膜の表在性漿液性乳頭状腺癌)
4 体腔液原発悪性リンパ腫
5 Desmoplastic Small Round Cell Tumor
6 Solitary Fibrous Tumor of the Pleuraの細胞診
7 Adenomatoid Tumor(腺腫様腫瘍)
8 リンパ管平滑筋腫症(Lymphangioleiomyomatosis)
9 心膜液(心嚢液)の細胞診
第4章 体腔の洗浄細胞診とその臨床
1 胸腔洗浄細胞診
2 消化噐領域における腹腔洗浄細胞診
3 婦人科領域の腹腔洗浄細胞診
第5章 中皮腫の疫学とアスベスト汚染
第6章 漿膜悪性腫瘍の分子生物学
1 悪性腫瘍の胸膜・腹膜播種の分子機構
2 悪性中皮腫
第7章 体腔疾患の画像診断
第8章 体腔液細胞診における技術的側面
1 体腔液細胞診の検体処理と染色技術
2 体腔洗浄細胞診の検体処理と染色技術
第9章 症例アトラス
内容説明
本書は、体腔液細胞診の背景をよりよく理解できるように、剖検症例や手術材料などより得られた漿膜の様々な疾患、組織反応様式をまとめ、漿膜の正常構造から各種疾患における体腔液細胞診の特徴的な細胞像などの広範な知識を整理し、さらに疾患の背景にある疫学的知識、分子生物学的背景までをまとめた。
目次
漿膜組織の構造と機能(漿膜組織の構造と機能;漿膜にみられる異所性組織 ほか)
体腔液細胞診(細胞鑑別を主体に)(体腔液に出現する細胞の形態とマーカー;中皮細胞とレクチン ほか)
体腔・漿膜の疾患(漿膜癌症の病理;悪性中皮腫 ほか)
体腔の洗浄細胞診とその臨床(胸腔洗浄細胞診;消化器領域における腹腔洗浄細胞診 ほか)
中皮腫の疫学とアスベスト汚染
漿膜悪性腫瘍の分子生物学(悪性腫瘍の胸膜・腹膜播種の分子機構;悪性中皮腫)
体腔疾患の画像診断
体腔液細胞診における技術的側面(体腔液細胞診の検体処理と染色技術;体腔洗浄細胞診の検体処理と染色技術)
症例アトラス
著者等紹介
海老原善郎[エビハラヨシロウ]
東京医科大学第二病理学講座
亀井敏昭[カメイトシアキ]
山口県立中央病院病理科
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。