感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カブトムシ
7
教室の教師のあり方を示している。著者は、元小中学校の教師で、勤務校の研究主任時代の「教育論ノート」「授業論ノート」「実践記録ノート」などを編集したものである。リベラルアーツの重視によって、戦後の日本の教室に失われた、旧師範学校時代の教室で行われていた教育技術を復興する必要を述べている。当時盛んであった向山洋一氏の教育技術の法則化運動を高く評価した。授業の原則を身に付けて、追試を進めることによる教師の教育力の向上を図ろうとしている。今日は、コンピューターを家でも学校でも使うことが増え、変わりつつあるが…。
深堀郁夫
1
第1章「教室の窓から」 第3章「私の研修(研究)」 第5章「読後感想」 第10章「教育書行脚」2019/04/13