内容説明
本書では、免疫異常をその本質とするRAという病態において、呼吸器疾患はその病像をどう示すのか、それが治療によりどう変貌するのか、を軸に据えている。細菌感染症(細菌性肺炎)から結核、非結核性抗酸菌症(nontuberculous mycobacteriosis:NTM症)、ニューモシスチス肺炎(Pneumocystis pneumonia:PCP)、IPなど、現今問題となる疾患について、現在の考え方を、エビデンスに依拠して解説し、参考症例を加えた。
目次
1 総論(関節リウマチと肺合併症―基本的な考え方;VISUAL REVIEW生物学的製剤を使うとなぜ肺感染症が起きやすくなるのか?)
2 各論(気管支拡張症;抗酸菌感染症;ニューモシスチス肺炎―急性びまん性肺病変の一つとして;薬剤性肺障害;間質性肺炎;器質化肺炎;末梢気道病変)
著者等紹介
徳田均[トクダヒトシ]
社会保険中央総合病院呼吸器内科部長。東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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