内容説明
『十住毘婆沙論』は南インド生まれの龍樹菩薩の著作で、後秦の鳩摩羅什の訳。『華厳経』十地品の初地二地の経文を解釈、その中で、阿弥陀仏の易行の念仏によって必ず仏になる地位に到ることが説かれている。『往生論』は世親(天親)菩薩の著作で、後魏の菩提流支の訳。『浄土三部経』をもとに、阿弥陀仏に帰命し極楽浄土を願生する信仰の理論と表白の書になっている。
目次
第1章 『十住毘婆沙論』(巻第五)易行品第九(難易二道章;十方十仏章;弥陀仏章;過去未来八仏章;東方八仏章;過去・現在・未来の諸仏章;偉大な菩薩たちの章)
第2章 『無量寿経優波提舎願生偈』(『往生論』)(偈頌;長行)
著者等紹介
高橋弘次[タカハシコウジ]
1934年、神戸市生まれ。佛教大学仏教学科卒、大谷大学大学院修士課程(仏教学専攻)修了。1991年、文学博士(佛教大学)。佛教大学文学部教授、前佛教大学学長。尼崎市浄土宗願生寺住職。現在、大本山金戒光明寺法主
粂原恒久[クメハラコウキュウ]
1949年、埼玉県川越市生まれ。慶応大学法学部卒、大正大学大学院修士課程(浄土学専攻)同博士課程修了。浄土宗総合仏教研究所初代研究員。現在、大正大学講師(浄土学)、東邦音楽大学講師(思想史)学校法人理事、評議員。川越市浄土宗蓮馨寺住職。総本山知恩院企画委員。長老職。大本山増上寺布教師。児童教化連盟(埼玉)会長。埼玉県仏教会常務理事。元全日本仏教会国際文化部長。浄土教に関する論文多数。教誨師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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