内容説明
借金、裏切り、自殺…。人生に転落した元社長たちと自殺をくい止めようとする著者。再起に向けてもう一度立ち上がるそばには、支える家族、友の姿があった―。そして、彼らがつかんだ“本当の幸”とは―。
目次
死に神と戦う人々―序に代えて
第1章 あなたは独りではない
第2章 恨みに泣く鬼、笑う鬼
第3章 助けはあなたのそばに
第4章 心の痛み止め
幸せの条件と最後に残った欲―結に代えて
著者等紹介
野口誠一[ノグチセイイチ]
昭和5年東京生まれ。日本大学卒業。現在、八起会会長。昭和31年、25歳で玩具メーカーを設立。従業員5名、月商150万円でスタートした会社が、5年後に従業員100名、年商10億円を売り上げるまでに成長。しかし、ドルショックと放漫経営がたたり、昭和52年に倒産。昭和53年「倒産者の会」設立を呼びかけ、八起会を興す。二大テーマは「心の再起」と「自殺防止」。「倒産110番」として、再起、会社整理、人生相談まで無料奉仕を行う。現在は、全国各地での講演活動のほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などで精力的に活動中
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感想・レビュー
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Machida Hiroshi
2
本書は、倒産者の会「八起会」を創立し、倒産110番を設置して、倒産者の自殺を止めようとした著書の自伝的な書です。著者も高慢で強気な経営者として何度も創業倒産を経験しています。読んでみると、結構悪い奴です。特に妻への仕打ちがかなり酷いです。浮気やDVは当たり前です。これで良く離婚しなかったと感心します。著者の妻は仏様かもしれません。それはともかく、著者は先ず話を聞くこと、倒産の方法を教えたり弁護士を紹介することで多くの人を自殺の淵から救ったそうです。この仕事をするために著者の破天荒な人生があったのでしょう。2016/07/13
ゆう
0
この不況時代、窮地に陥っている経営者の方にこそ、読んで頂きたい一冊!学びと勇気がもらえます。2009/07/01