内容説明
本書は、アメリカのエンタテインメント産業におけるビジネスや契約慣行を解説する本である。しかし、それは彼らのビジネスの進め方を「グローバル・スタンダード」と賞賛し、無批判に受け入れることを薦めるためでは決してない。むしろ、交渉相手の手法に精通することで、交渉上の嘘や過大な要求を見破り、この分野での国際交渉を今より少しでも有利に展開するための「攻略本」のひとつである。
目次
第1章 エンタテインメント契約(ビジネスと契約、法;契約の成立;契約の解釈;救済方法)
第2章 音楽(ミュージック・パブリッシング;レコード;映画;演劇)
著者等紹介
福井健策[フクイケンサク]
弁護士・ニューヨーク州弁護士。1991年東京大学法学部卒業。1993年弁護士登録(第二東京弁護士会)、東京永和法律事務所入所。米国コロンビア大学ロースクール修士課程修了(Harlan Fiske Stone Scholar賞、セゾン文化財団スカラシップ)。その後、シンガポール国立大学リサーチフェローとして、アジア諸国の放送政策を研究。1999年より青山総合法律事務所(旧内藤・清水法律事務所)パートナー。専門は芸術文化法、著作権法。日弁連国際室幹事。エイベックス・アーティストアカデミー講師。Korean Institute of Technology and Law(KITAL)国際アドバイザー。エンタテインメント契約や著作権問題について、(社)著作権情報センター、(社)日本著作権協議会、(財)地域創造、芸団協、セゾン文化財団、大学ほかにて講演多数
重田樹男[シゲタタツオ]
早稲田大学法学部卒業。弁護士・カリフォルニア州弁護士。株式会社光通信法務部所属
小原恒之[オバラチカユキ]
中央大学法学部卒業。弁護士(1993年登録第二東京弁護士会所属)。小原法律事務所
曽根香子[ソネキョウコ]
早稲田大学英文科卒業。(株)電通外資系クライアント担当後、法務部へ。その後、(株)電通ヤング&ルビカム法務部長、営業推進部長、(株)電通アジアネットワーク営業推進部長を経て現在、コミュニケーション・コンサルティング会社DEX INC.代表を務める傍ら、文化女子大学で広告マネージメント、広告論の教鞭を執る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。



