出版社内容情報
日本騎兵の父、兄・好古と日本海海戦を勝利に導いた弟・真之。『坂の上の雲』の主人公の知られざる栄光と苦悩、そして兄弟愛を描く。
【著者紹介】
作家
内容説明
「日本騎兵の父」と称えられた兄・好古。名将・東郷平八郎から「智謀湧くが如し」と絶賛された弟・真之。この兄弟を抜きにして日露戦争は語れまい。礼儀作法を重んじ、無欲恬淡、豪放磊落な兄と、形式にとらわれず、つねに本質を見極めた天才肌の弟。全く異なる性格だが、ふたりとも戦場ではつねに作戦のことしか考えなかったという。人間的な魅力溢れるこの兄弟の知られざる素顔に迫る人物評伝。
目次
第1章 兄弟の誕生―おだやかな兄、やんちゃな弟
第2章 兄は陸軍、弟は海軍―海軍において身を立てんとす
第3章 快勝の日清戦争―敵の砲兵陣地に乗馬襲撃を敢行せよ
第4章 陸軍教官と海軍謀報部員―兄はリーダー力、弟は天才性を発揮する
第5章 日露戦争前夜―風雲急を告げる明治日本
第6章 兄・弟の日露戦争―秋山支隊の大活躍と旅順での苦戦
第7章 奉天会戦と日本海海戦―皇国の興廃この一戦にあり
第8章 真之の死、好古の晩年―智謀湧くが如し
著者等紹介
楠木誠一郎[クスノキセイイチロウ]
1960年、福岡県生まれ。1982年、日本大学法学部卒業後、出版社に勤務。歴史雑誌編集にたずさわる。1996年『十二階の柩』(講談社)で作家デビュー。1999年から専業作家に。『名探偵夏目漱石の事件簿』(廣済堂出版)で第8回日本文芸家クラブ大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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