感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
51
鉄道は産業革命の産物、シンボルであり、日本にとっては文明開化、欧化近代化の必須的存在であるが、極東の小国は貧乏であったがゆえに狭軌を採用しやっと新幹線で広軌が採用された、と小学校で習った。然し私鉄には最初から広軌だったところもあったとは知らなかった。鉄道は文明の利器でありまた国家経営に重要なインフラであるも(或いはそれ故)政治的、経済的に利権の塊でもあることが良くわかる。お召列車の蘊蓄や国鉄私鉄の興亡、政治家のみならず経営者の乱脈ぶり。隙間時間に読める面白い本だったが、鉄道会社の今日の経営には腹立たしい。2021/11/10
へくとぱすかる
37
日本の鉄道の歴史も一世紀半。ここに収められているエピソードも、著者が言うほどタブーではないだろうが、なかなか興味深い。これまで知らなかったのは、舞浜駅、国会議事堂前駅、疎開列車、鉄道連隊の話など。車両以外のエピソードが中心で、気軽に楽しめる本。2017/05/20
ふたば
6
面白かった。 ちょっと鉄道で旅行するのが好きなだけの自分だが、鉄道を廻る諸々のエピソードを楽しく読んだ。鉄っちゃんには当たり前能登でも、載るのだけが趣味の自分にはいろいろとびっくりなエピソードだった。2021/01/29
シンショ
5
他の本を読む合間に60あるエピソードを少しずつツマミながら読み終えた。鉄道は好きだがそれほど詳しくない自分にはなかなか目新しいエピソードが多く楽しめた。官営で始まり、私鉄が生まれ、鉄道省の誕生で私鉄が吸収。路面電車から新たな私鉄が生まれ、戦後は国鉄と私鉄がしのぎを削り、そして民営化されJRが誕生。その歴史の中では表沙汰にしにくい話が多々あることを知ることができた。2022/01/13
ぽめ
5
古本屋さんで、何気なく手に取り購入した本でした。てつどうに詳しい方ではないですが、鉄道の歴史から学べてとても興味深い内容でした。2013/07/28