怪物

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  • サイズ 46判/ページ数 176p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784040006581
  • NDC分類 912.7
  • Cコード C0093

出版社内容情報

是枝裕和監督と坂元裕二がタッグを組んで贈る、圧巻のヒューマンドラマ『怪物』。安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子ら実力派キャストが勢揃いし、映画初出演となった黒川想矢と柊木陽太が二人の少年をみずみずしく情感豊かに演じています。

その魅力の核心には、家族のあり方や子どもならではの揺らぎなど、是枝裕和監督と共通するモチーフに取り組んできた坂元裕二が紡ぐ物語にあります。このシナリオブックでは、本作の"決定稿"を完全収録。映画鑑賞後に読むと、また味わい深い、坂元裕二脚本の妙ともいえる、軽妙なセリフまわしや、すれ違う登場人物の繊細な描写。

複数の視点で描かれた物語だからこそ、読み返すたび発見のある『怪物』オリジナルシナリオブックは映画ファン必携アイテムです。

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大きな湖のある郊外の町。ある嵐の朝、子供たちが忽然と姿を消した…。
息子を愛するシングルマザー、生徒思いの教師、無邪気な子供たち。
それぞれの視点から描かれる「怪物」探しの果てに、明らかになる正体とは。

映画『怪物』
2023年6月2日公開

監督・編集:是枝裕和(『万引き家族』)
脚本:坂元裕二(『花束みたいな恋をした』)
音楽:坂本龍一(『ラストエンペラー』)
キャスト:安藤サクラ 永山瑛太 黒川想矢 柊木陽太 / 高畑充希 角田晃広 中村獅童 / 田中裕子
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内容説明

坂元裕二が紡いだセリフ完全収録。すれ違いながらもつながろうとする人間の業と美しさ。何度も読み返し、発見してほしい映画『怪物』オリジナルシナリオ。

著者等紹介

坂元裕二[サカモトユウジ]
1967年生まれ、大阪府出身。19歳で第1回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞しデビュー。「わたしたちの教科書」(CX)で第26回向田邦子賞、「それでも、生きてゆく」(CX)で芸術選奨新人賞、「最高の離婚」(CX)で日本民間放送連盟賞最優秀賞、「Mother」(NTV)で第19回橋田賞、「Woman」(NTV)で日本民間放送連盟賞最優秀賞、「カルテット」(TBS)で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

96
映画「怪物」のシナリオブック。映画は未鑑賞だがまるで見ているがごとく頭の中に映像が広がる。ふたりの少年たちの心の揺らぎが手に取るように感じられた。やっぱり映画も見てみなければ…映画を見てその答えあわせをしたい。2024/09/09

ちえ

38
先月観た映画「怪物」。シナリオを読むことで、映画ではよく分からなかった登場人物それぞれの設定、想いが見えてくる。映画でほぼ無かった女子同級生の場面。なくしたのは観客に二人の関係性に対しての認識を固定化させたくなかったからか。同様にカットされていた校長が湊と依里を着替えさせる部分はとても印象的、読みながら脳内で映像化。校長、職場の教師や保護者には向き合おうという姿勢が全く感じられなかったが、二人の話は聴き、向き合っている。伝えようとしているよう。苦しみは人をつなぎ合わせる紐帯になるのかもしれない。2023/08/29

d3

32
同名タイトルのノベライズ文庫版が書店で平積みされているが、こちらはシナリオ版だ。 完成した映画を書き起こした採録シナリオではなく決定稿が収録されているため、実際に上映された作品と比べて楽しむこともできる。また、現場における創意工夫も味わうことができるだろう。 子どもたちが成長していくながで芽生えた意識。それを社会が怪物と断定した場合、どのように立ち居振る舞えばよいのだろうか。 わからないものを理解しないままに放置しておくと、怪物は輪郭をもちえないまま心の闇に巣くうばかりである。2023/06/12

ちゃんちゃん

20
映画「怪物」のシナリオ。なんとなく映像が浮かびます。映像を見ずに読んだので、あーこんな感じの物語だったのかと。答えはわかってしまいましたが、やはり映像も見た方がいいですね。2023/08/23

ochatomo

13
映画鑑賞直後の売店で見かけた時は1760円高いと思って見過ごしたが、シネマライズの文庫を読んで、星川君の気持ちがあまり表現されておらず、確認したくてこのシナリオブックを実店舗で購入(ネット品切れ中) 出来事の日付が書かれており時間経過が体感できるし、星川君の気持ちにも近づけたように感じた 読んでよかった 添えられた写真よりも映画の方が明るく美しかった印象で、再び映画を観たい 2023刊2023/07/16

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