感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢民
2
大半は確かに理解可能。バブルが前借りなのか回転率の上昇なのか私にはまだよくわからないが、もともと値段が変わらないものに対し値段が上がっていく現象というのはやはりおかしいものだとは思うので前借りというのは少しおかしいのではとは思う。また財政出動がまだ間に合うか。適時投入の期間が長すぎたのでは。 2012/06/15
カインズ
2
【覇権国日本という危険性】経済的覇権国となる条件をいくつか掲げ、その条件の一つである「バブルの発生とバブルの崩壊」について重点的に解説した上で過去に覇権を握った国、握ることが出来なかった国の差異を分析、次の覇権国がどこになるかを検討する一冊。各国の成功と失敗の例が端的に示されており分かりやすかった。印象深かったのは、著者が日本が覇権国となることについて否定的な見解を採っていることだ。最初は、日本の経済状況が良いだけに腑に落ちなかったのだが、理由を知って納得。日本には、あの力が無いのである。2011/12/10