角川文庫<br> 消失グラデーション

個数:
電子版価格
¥748
  • 電子版あり

角川文庫
消失グラデーション

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月14日 06時19分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 448p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041012284
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



長沢 樹[ナガサワ イツキ]
著・文・その他

青山 裕企[アオヤマ ユウキ]
イラスト

内容説明

私立藤野学院高校のバスケ部員椎名康は、ある日、校舎の屋上から転落し、痛々しく横たわる少女に遭遇する。康は、血を流すその少女を助けようとするが、何者かに襲われ、一瞬意識を失ってしまう。ほどなくして目を覚ますと、少女は現場から跡形もなく消えていた!?開かれた空間で起こった目撃者不在の被害者消失事件。複雑に絡み合う青春の傷と謎に、多感な若き探偵たちが挑む。第31回横溝正史ミステリ大賞・大賞受賞作。樋口真由“消失”シリーズ。

著者等紹介

長沢樹[ナガサワイツキ]
新潟県生まれ。2011年第31回横溝正史ミステリ大賞・大賞を、『消失グラデーション』で受賞しデビュー。以後、様々な媒体で作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

395
私は、ミステリ小説は起こる事件そのもので勝負して欲しい派なので、登場人物たちを放置した、読者に対するサプライズを売りにする作品は興味が一段落ちる。ただ、この作品に関しては、それだけと言い切れないものも感じた。むしろメインの大仕掛けは、途中でアレ?と思わされることも多く、あまり鮮やかには決まっていない。10代の内面描写や葛藤を、小説のためではなく、トリックを活かすために使ってやろうという心意気というか、そういうのが好印象。屋上のトリックなんかは、シンプルだけど上手いところを突いているようなすごく惜しい印象。2018/01/30

🐾Yoko Omoto🐾

132
第31回横溝正史ミステリ大賞受賞、2012「このミス」「本ミス」第6位作品。評価の高い作品だが個人的には肯定できるギリギリのラインという印象。ヒカルという人物の浮いた存在感が中途半端、消失事件が起こってからの検証がいい加減クドくて中だるみ、メイントリックについてのやり過ぎ感もまた更にクドく必要性を感じず。物語の前半で構築される作品の雰囲気や世界観、思春期の微妙な心の機微のリアルさ、緑の退部に関わる一連の真相など非常に秀逸な部分もあり読後感も良いだけになんだか「惜しい」「勿体ない」という印象が拭えない。2014/04/06

ちょこまーぶる

129
「何だょ~騙されたよ」と読後に思った一冊でした。読みながら単に女子学生が忽然と姿を消して、同僚がその謎を解決する学園ミステリーだろうと思っていたら。この展開は何なんだ・・・と頭の中がぐちゃぐちゃになり始めて、内容を整理しながら読み進めることが精一杯の状況になってしまいましたよ。でも、流石横溝正史ミステリー大賞受賞作だけあり、性同一性障害の問題も提起していたようにも感じる内容でした。それにしても、こんな高校に通っていたら、日々へとへとに疲れた状態になってしまうから勘弁してほしいですね。2017/02/08

Yunemo

121
それにしても、自分の性癖をカミングアウトできるような高校生活なの(それができないからこの事件発生も理解)。葛藤と揺れの青春小説として、あるいはミステリーとして、どちらが主なの、との素朴な疑問を持ちつつ。全てが人間関係の難しさからくるもの。読者の最初の前提条件の思い違いから、あるいは思い違いを前提としての組み立て、「消失」という面からみて、この部分だけをフォーカスすれば、間違いなくミステリー分野。なんだか、このすっきりしない感覚はどこかで記憶に残ります。2014/05/19

92
消えた少女と残る謎。バスケ部を中心とした青春ミステリー。細部まで綿密に練られているというのが最初の印象。そして見事に騙されたというか、これは誰でも騙されるでしょ!と言いたくなるトリック。言われてみれば納得するけれども、なかなかずるいなぁ。でも青春ものということと、誰一人として嫌な奴がいないってことで、良しとしよう。これくらいのご都合主義は許容範囲。何となく最初から主人公の性格に一貫性がないことが違和感だったけれど、最後になる頃には、ちょっとあほっぽい所も、憎まれ口を叩くところも、可愛いもんだと思えた。2015/03/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7976049
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品