感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
esop
67
本書は脱税を推奨するものではなく、「脱税」という起業家の心理が如実に現れた事象を追及することで経済とは何か、税金とは何かを問い直すことを本題としている。驚きがあったのは「昔行われていた「長者番付」、これは市民からの密告を促すために始められたもの」ということ。脱税は犯罪行為であるから当然ダメだが、節税知識は稼ぐ上で必須知識だろう。 税務官との脱税犯との攻防が面白い。良書◎2025/01/01
mazda
20
税金を減らすには、売上を下げるか、経費を上げるかのどちらかしかないのということですが、そのために行う行為は非常に多岐にわたっていることが分かりました。慰謝料に税金がかからないことに着目した偽装結婚ならぬ偽装"離婚"、利益を上げた会社を突然倒産させる計画倒産、などなど、手口をあげたらきりがないようです。しかし、国税もプロなので、そのあたりの手口はある程度把握しているようなので、「うっかり」は仕方ないにしても、まかり間違っても「積極的に」脱税するのはやめましょう、ということだと思います。2014/10/17
れもん
1
元国税調査官が書いた本。もちろん脱税を推奨しているワケではない。それでも税務行政の弱いところを指摘している部分もあって、参考になった。2011/05/20
ひろ
0
脱税は違法で許されないことだか、その種類の多さに逆に感心した。もっと勉強して節税に努めねば。2013/06/06
逍遥遊
0
もっと似たような事例をまとめて書いてほしい。ネットの脱税が出てきたとの前振りも、ぜんぜん内容には触れず。なんじゃコレ?2013/03/07
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- 和書
- 青二才で候 中公文庫