感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
10
インフレとデフレ政策の違いを理解せず政策を推し進め状況を悪化させてしまう。デフレを長引かせると負債が重くなり不満が出るが健全なインフレ率を維持すると負債の返済負担が時間が経つほど軽くなって行く。民間の負債の極端な増加はバブル経済で政府の経常収支は黒字になる。バブル経済を支えるのに金融機関が対外借入の負債がデフォルトすると国が不良債権処理に追われ緊縮財政によってデフレが進み毎年、お金の価値が上がり蟻地獄の借金返済に追われる。お金が世界を飛び回りバブルを起こし不良債権を作り処理して行く度に財政危機が早まる2014/11/22
Masaya Kusumoto
0
経済と政治の仕組み、そしてそれらを作り出している思想に気付き、実際の世界が見えるようになるきっかけとなった本。 欧米が押し付ける価値観、国内の異常に偏向したマスゴミ、教育、学会、これらが何故、なんのためにこのような有り様なのか、見えてくる。 知ろうとしても今まで、誰も答えてくれなかった疑問に、明確かつ客観的データに基づいて解説してくれている。 多くの人に読んで貰い、是非とも、刷り込まれ続けた大嘘から目覚めて欲しい。 民が賢くならなければ、民主主義社会は良くならない。2012/07/15
酉井舎
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連載記事をまとめたもの。主に欧州、アメリカの連載当時の経済分析が大半を示しているが、日本の経済も随所に取り上げているので比較しやすく理解しやすい。23章にわたっているが、どの章から読んでも趣旨が一環としている。1章に約10ページ書かれているので、10分あれば読み切れるはず。2012/10/22
くろまによん
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主張が一貫してるし、面白い。相変わらずのクオリティだ2011/03/07