内容説明
「…本当にゴト師か?」「今、まさにゴトられています」庶民の娯楽、パチンコ。だが、一見華やかに見えるその裏側は、一癖も二癖もある奇人変人のうごめく鉄火場である。本書は、パチンコ店員歴20年の筆者が見た、普段絶対に表には出ないパチンコ屋の秘話を集めたものだ。玉が出過ぎぬよう夜な夜な○○を交換する店員…、無断駐車車両に回し蹴りをかます店長…、白昼堂々と襲ってくるゴト集団…、防犯カメラにおさめられた客の犯罪から高設定イベントの裏側まで…。本書を読めば驚き呆れること請け合い。パチンコ屋の奇人変人物語をごゆっくりとお楽しみください。
目次
第1章 誰も書けなかったパチンコ屋の裏側(バレなきゃいいんだよ;モーニングは飲食店だけにしてくれ ほか)
第2章 パチンコ店員が見たゴトのすべて(ウチコの危険なお誘い;トラブルを呼ぶサービス玉 ほか)
第3章 パチンコ屋の危ない客・事件(おまえが話をつけんかい!;サンタが表に引きずり出されたよ ほか)
第4章 知られざるパチンコ屋の実態(開店ゾンビ;パチンコ店員のお仕事 ほか)
著者等紹介
阪井すみお[サカイスミオ]
北海道出身。高校卒業後、アニメーター、司法書士補助者、ビル管理などの職業を経た後、パチンコ店員として各地を放浪する。現在、千葉県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トダ―・オートマタ
6
再読。著者が自分の体験談を中心に書いたパチンコについての本。 ただ、パチンコの裏をかいているが客とのやりとりとかが チンピラっぽいとかもう表も裏もない状態な感じがした。 本書はパチンコの悪いところを書いたものだが、 自分はパチンコはしたことがないが、正直パチンコが存在していていいところが見つからない。雇用が生まれるという側面があると思うが 本書ではパチンコ屋の店員になっていいことはないと繰り返しかかれているし、本当になくなったほうがいい気がしてきた。 やはり、商売として客から金をとってくるというのが問題だ2012/01/19
山田
4
パチンコの裏事情や噂をまとめた本。…らしいけど、実質元パチンコ店員のエッセイ本だった。 まぁエッセイ本は嫌いじゃないから普通に楽しめたけど。自分はパチンコをやっていないから高みの見物で読むことが出来たけど、実際パチンコとかってどうなんだろう…?最近イメージアップをはかってる店も沢山あるけど、実際こういうの読むと怖くて近づけないなぁ…。2017/12/18
ネムコ
4
一々思い当たる事ばかりでした。うん、パチンコをやめたい人は一読されることをオススメします☆彡2012/05/28
どらんかー
3
パチンコ卒業のきっかけ2022/10/02
Yasutaka Nishimoto
2
いくつかのパチンコ店で20年働いた著者。最後は首切りに遭ってしまうが、2000年代までホールに立ち続けて見てきた、客と従業員、そして経営者。自分も一度アルバイトしようかと思ったことがあるけれど、あの大きな音が苦手で断念した。休憩もなかなか取れず、客からはどやされ、売上重視を言われてもたまったもんじゃない。最近は、感染対策もあってか、とてもきれいになった店内。トイレを借りたことが何度かあったが、それでも独特の世界はなかなか受け入れられなかった。知らない世界、知らない話に触れることができた。2022/01/17