内容説明
「県庁の星」ではすまされない。いびつな官僚社会(ビューロクラシー)の実態。本人の努力が三割、上司の引き立て四割、そして時の運が三割のサシミの世界への哀しい一匹狼、明野の挑戦。明野を支えたのは、唯一妻の愛だった…。自分を殺し、組織のなかで卑屈に生きるのか、それとも自らを曲げずに一人荒野をさすらうのか。男の生き方を問う現代版『人生劇場』。
著者等紹介
藤城隆史[フジシロタカシ]
富山県生れ。早稲田大学第一文学部教育学科卒業。地方公務員を経て、ケアマネージャー、現在福祉専門学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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