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出版社内容情報
「勢力均衡」と「世界統合」のせめぎ合いを経て、「新しい皇帝」が統治する現代の大問題とは? 天才肌の物理学者が示す新たな歴史観。
内容説明
日本の歴史においては、国難の折に「理数系武士団」と呼ぶべき集団がまとまって出現し、彼らが、国が普段はもたないような大きな力を与えていたのではないか(中略)ただしそれは、言葉から一見想像されるように、「モノづくりの力を国のために活かす」という意味ではない。むしろそれらの人々が、狭い理系の専門分野から脱し、国が進むべき戦略などに関して、これまでの文系的な一般常識を超えた独創的なビジョンを生み出すことで、国を先導する役割を果たしたということである。(第一章より)
目次
第1章 日本の歴史の節目や国難に現われていた理数系武士団
第2章 「世界統合」vs「勢力均衡」の構造でみた世界史
第3章 帝国化の宿命を負った中国の地形
番外編1 歴史を正しく把握するための「歴史換算年齢」
第4章 資本主義を誤らせた天体力学の幻惑
第5章 現代世界の「形のない皇帝」
番外編2 われわれは「準四次世界大戦」の只中にいる
第6章 環境問題を包括する最重要問題
第7章 コラプサー化を阻んだイスラム文明とその「微積分学」どの敗北
第8章 歴史のなかの「世界交通網」が生んだ日本の特殊性
第9章 世界の出口はどうすれば見出せるのか
第10章 日本の出口はどう拓かれるか
著者等紹介
長沼伸一郎[ナガヌマシンイチロウ]
1961年東京生まれ。早稲田大学理工学部応用物理学科(数理物理)卒業後、同大学理工学部大学院中退。1987年、自費出版『物理数学の直観的方法』(通商産業研究社)の出版によって、理系世界に一躍名を知られる。その後も組織には属さず仲間と一緒に研究生活を送っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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