内容説明
乳母車の中から、雪も見た月も見た。花も見えた筈だったのに…母への憎しみの果て、億万の蛍の舞うなかを、わたしは、天空へ昇る国へと惹かれる。妻子に愛されながら、孤独であまったれで欲求不満の男。2等の選手は追い越せるが、1等賞になれなかった男。出生の秘密をもつ男の、老いの日常。
著者等紹介
本間芳男[ホンマヨシオ]
1933年新潟県巻町生まれ。公務員在職中は日本児童文学者協会会員。定年退職後7年にして20年ぶりに作品を書く
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