TH Literature Series<br> 朽木の花―新編・東山殿御庭

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TH Literature Series
朽木の花―新編・東山殿御庭

  • 朝松 健【著】
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883753338
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「坊さん、よう生きとったな」

様々な怪異や妖かしに立ち向かう
一休宗純の壮絶な生涯を描いた
傑作 室町伝奇小説!

宮部みゆき氏に絶賛された
日本推理作家協会賞候補作「東山殿御庭」から
書き下ろし「朽木の花」まで、
朝松健が描く一休ものの集大成!

========
世は室町ブームである。

しかし約二十年前から、室町時代を題材にした伝奇小説を、ひたすら書き続けている作家がいる。朝松健である。

「朽木の花」に登場した時点の一休は、大切な人を失い、この世のすべてに絶望している。本作が書き下ろしであることを考えると、実に興味深い。
一休の絶望は、平成が終わろうとしている現在の日本に対する絶望ではないのか。
本書は一休の年齢順に作品が並べられており、この物語の彼は七十七歳である。あまたの壮絶な体験を経てきた一休の行き着く先が絶望かと思えば、なんともやりきれないではないか。
だが作者は、瑞輪寺での出会いにより、一休に希望と未来を与える。年齢も時代相も関係ない。人は生きている限り、希望を抱いて未来に向かっていくべきなのだ。

世は室町ブームである。ようやく時代が、作者に追いついたといっていい。だから、本書が出版される意義がある。

伝奇小説でなければ表現できなかった室町時代が、ここに屹立しているのだ。
――細谷正充(解説より抜粋)

朝松 健[アサマツ ケン]
著・文・その他

内容説明

様々な怪異や妖かしに立ち向かう一休宗純の壮絶な生涯を描いた傑作室町伝奇小説!

著者等紹介

朝松健[アサマツケン]
1956年、札幌市に生まれる。出版編集者として幻想文学、魔術書の数々を企画、編集。1986年に『魔教の幻影』で小説家デビュー。以降、ホラーをはじめ、ユーモア格闘技小説、時代伝奇小説、妖怪時代コメディなど、幅広いジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

5〇5

4
室町時代を舞台にした伝奇小説集。しかもすべて一休宗純(一休さん)ものとくれば嬉しい限りです。既読のホラーアンソロジー「異形コレクション」掲載分5編と書下ろし1編の構成ですが、年代順なのが良かったです。さまざまな怪異に加えて20代後半の一休さんから、晩年後の一休さんまで年代記としても楽しめました。2023/06/19

三谷銀屋

2
ナイトランドQで連載されている「一休どくろ譚」が好きなので楽しみに読みました。まさに極彩色の地獄絵図の中に迷い込んだような、禍々しくも美しい世界でした。室町時代の闇から立ち上る臭気や、苦しみに喘ぐ人々の声まで強烈な程に生々しく伝わってきます。奇想天外でグロテスクな毒々しさに溢れた「尊氏膏」「甤(ずい)」が特に好きですが、「朽木の花」から「東山殿御庭」への流れも、もの哀しくも美しく、強い余韻となって響きました。2018/11/29

凛風(積ん読消化中)

1
一休禅師がさまざまな怪異を解決する。伝奇小説が好きなので買ったけれど、朝松健さんの小説は初読み。フム。かなりグロテスク。同じような設定でも「陰陽師」のような軽さがある方が好きだ。どうも一休禅師というと、私のイメージは柄本明さんになってしまう。ちょっと暗いんだな。解決方法も退治して祓ってしまって、怨念の元を探ったりはしない。「祓う」も「払う」と表記されて違和感あり。少し残念だった。2019/01/05

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