感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Risa Shimowada
8
非常に面白かったが、この地味すぎる装丁が残念すぎる。この表紙からこの面白さを想像するのはムリ。勿体ないとしか言えない。コロナでオンライン授業に取り組んだ著者の実体験やSNSの情報からまとめた話で、小ネタ小話を盛り込みつつ、オンライン/大学の在り方について考察した本。最後はオンラインが進めばお金をかけてコンテンツ作りをしているMoocsが就職上も有利になり大学の意味がなくなるかもというところまで。本当に学習やスキル習得という意味ではMoocsで十分だろうし、大学の意味はそれ以外の部分で作らないといけない2021/10/22
Go Extreme
4
オンライン講義がやってきた:講義開始で何が起こったか 悲喜こもごも オンライン講義の実際:ライアルタイム・ライブ授業方式 オンデマンド視聴方式 オンラインペアプログラミング データは語る―オンライン講義でわかること:LMSと動画サイトの連携 システムログ オンライン講義実施の工夫:講義と雑談 ペンタブの効果 課題もまだ多い:無音が怖い症候群 オンラインは対面の代替たりえるか 失われたリアルキャンパスライフ:課外活動と対面講義 研究活動のオンライン化 対面に戻ってみて 今後の大学はどうなる:大学設置基準2021/10/12
takao
3
ふむ2023/06/09
それでいいのよ
2
著者の大学講義体験等に基づいてのオンライン化のメリットとデメリット、学生の感想など。MOCs等のお金をかけて作られたコンテンツと大学のオンライン授業の質の差。大学のオンライン化対応の差によって、就職先の企業評価も変わってくる、幅を利かせていた「○○大学卒」の価値も変わっていき、世界からの日本の大学の価値も変わってくる。最近思うのは、この長引く非常事態に学生がどう行動するか、負の感情に流され動かないのか、どうにかして好転させようと動くのかで10年後20年後天地の差が開くだろう。それは自分にも言い聞かせたい。2022/01/30
かつ
2
著者の実体験を綴った本だが、実際に使えるヒントが数多く得られた。2021/10/14
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- 和書
- 『三国史記』の原典的研究