ロココの裏の欲望―モーツァルトのオペラワールド

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ロココの裏の欲望―モーツァルトのオペラワールド

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784883642205
  • NDC分類 766.1
  • Cコード C0073

内容説明

優雅、華麗なロココ社会の裏にひそむ人間のデモーニッシュな欲望をオペラであばいた天才モーツァルト。

目次

序章 モーツァルトのオペラが描いたもの
若き日の透明なまなざし―『イドメネオ』
おとぎ話のピュアな初恋―『後宮よりの誘拐』
おとなのための浮気の哲学―『フィガロの結婚』
快楽の化身の悲劇―『ドン・ジョヴァンニ』
裏切りを知るとき―『コジ・ファン・トゥッテ』
孤独な天才の理想郷―『魔笛』
最後の透明な輝き―『皇帝ティートの慈悲』

著者等紹介

永竹由幸[ナガタケヨシユキ]
昭和13年7月26日東京・築地に生まれる。慶応義塾中等部の頃より歌舞伎座の三階立見席にかよう一方、藤原歌劇団の赤坂の練習所にスコアを持ってかよう。慶応高校演劇部に在籍、座付作曲家として現猿之助作「宝島」の作曲を担当。同丈と共に白木劇場の舞台に立つ。慶応大学オペラ研究会創立。慶応義塾百年記念に若杉弘指揮、中村邦子主演メノッティの『電話』の演出をする。昭和36年三井物産入社、同40年同社イタリア修業生としてボローニャ大学留学。その後二回にわたり計11年、同社ミラノ店に勤務。63年退社。ANFコーポレーション(株)、サウンド・バンク(株)の社長を歴任し、平成8年退任。平成7年より東京芸術大学講師。平成10年より昭和音楽大学教授となり平成18年退職。平成18年4月より尚美学園大学客員教授となり現在に至る。平成18年2月日伊の文化交流に長年取り組んだことで、イタリア国より「イタリア連隊の星」勲章のひとつであるコンメンダトーレ章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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NyanNyanShinji

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オペラ評論家の永竹由幸氏によるモーツァルトオペラ論。『イドメネオ』に始まり『皇帝ティートの慈悲』に終わる。本書でも氏の文化人類学的かつ西洋文化史の視点から腑分けされたモーツァルトの歌劇作品論は、ダイナミックかつ刺激的だ。取り分け『魔笛』とフリーメーソン論は『ダ・ヴィンチ・コード』やヴァーグナーの『パルジファル』と絡めつつモーツァルトの死因に繋げるなどショッキングな内容で圧倒された。ただ少しばかり牽強付会な気もしたけども…氏の著作について今しばらく読み進めてゆきたい。2023/04/27

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