目次
日米のはざまに生きた画家
父と母
ふるさと
はらから
画家への道
プロレタリア美術
小林多喜二
八島光
伊佐千尋
マコ
転向
再起
アメリカ移住
太平洋戦争『あたらしい太陽』
OSS時代
絵本作家(一)
絵本作家(二)
自由律俳句
病臥前後
萎躯
終焉
ひとこと・八島太郎
著者等紹介
野本一平[ノモトイッペイ]
1932年7月、岩手県奥州市(前沢区)出生(乘元恵三)。1955年龍谷大学文学部仏教史学科卒業。武蔵野女子学院高等学校社会科教諭、西本願寺ロサンゼルス別院、同フレスノ別院に開教使として奉職。1997年北米毎日新聞社(サンフランシスコ)代表取締役社長に就任。2003年同社社長辞任。現在、同社顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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けいこ
2
「水平線なまねく」のあとがきを読んで、八島太郎に失望感を抱いていたが、この本を読んで、八島さんのことを少し理解できた気がする。八島さんの強い個性ゆえに明暗、強弱による軋轢がある。 「あまりにも真正直に生きようとしたがために、いろいろな人とぶつかり、人を愛し、誤解をうけながら、激し過ぎる人生を送った八島太郎だが、絵本作品では誰からも誤解されることはない。八島太郎の絵本には、溢れるような子どもへの愛情と日本への熱く、深い思いがしっかりと息づいている。」松本 猛(いわさきちひろ美術館長)2011/04/21