内容説明
昭和二十年八月九日、長崎に原爆が投下された。悲しみに沈む町で新しい芽を出した山王神社の大樹は人々を勇気づけてくれた。
目次
大きなクスノキ
希望の芽吹き
聞こえてきた言葉
歴史の証人
初めての記憶
家族との別れ
空襲の時
一九四五年八月九日
地獄の炎
一本柱となった鳥居
生きる力
命のともしび
受け継がれる祈り
平和のメッセージ
著者等紹介
渡部富重[ワタベトミシゲ]
1942(昭和17)年長崎市銭座町生まれ。1945(昭和20)年8月9日疎開先長崎県西彼杵長与村で被爆。1945(昭和20)年8月9日・10日長崎入市被曝。1955(昭和30)年長崎市内、被爆クスノキがある近くの町に移り住む。1961(昭和36)年三菱製鋼(株)長崎製鋼所入社。退職後高圧電気技術者(一種)として大手の二社に嘱託社員勤務。現在は観光ガイド、平和案内人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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