内容説明
朝鮮、慶尚北道から北海道へ渡り、六十余年。貧困、差別、戦争…数々の苦難を経て他界した両親の「生きた証」のために、一言ひとこと丁寧に紡ぎ出された感動の半生記。
目次
故郷カムリ村の思い出
父を訪ねて日本へ
おいしそうな柿
若いオモニの涙
二つの名前
妹が生まれたころ
思いがけない出会い
住んでみたかった一軒家
すてきな学校
解放の喜び
それからの生活
きょうだいの絆
アボジの娯楽 アボジの涙
オモニの死
待っている祖国統一
小さなやき鳥屋
アボジの死
夫の旅立ち
亡きおじさんにわびたい
尺別を訪ねて
ケナリの里へ
著者等紹介
安順伊[アンスニ]
朝鮮(現在の韓国)慶尚北道星州郡加泉面東雲洞に生まれる。千葉県千葉市在住
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