内容説明
幼い子ども二人を連れ、家族でペシャワールに赴任した医師の、苦闘と迷いの人生。
目次
1 中村医師との出会い
2 戦乱の中の医療―中村医師とともに
3 大旱魃と9・11
4 現地の疾患
5 ペシャワールを去る
6 心の中にまかれた種
著者等紹介
小林晃[コバヤシアキラ]
大阪府立天王寺高校を経て奈良県立医科大学卒業。1997年3月から2001年6月まで、福岡市のNGOペシャワール会の派遣でパキスタン、ペシャワールのPMS(Pesawar‐kai Medical Service)病院にてアフガン難民、ハンセン病患者の診療に携わる。現在、鹿児島県大島郡徳之島町にある宮上病院に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KK
1
中村哲医師との交流を通じて、意志の柔らかい〈アホ〉が、確固たる〈アホ〉に変わる。経験して、失敗して、それでも目の前のことから逃げない。自分が中村哲医師から受けた薫陶が、次の世界に引き継がれる。途中の医学に関する内容は論文を概要を読んでいるようで挫けかけたが、最後の20ページくらいは、ここをもっと膨らましてほしいと思うくらい良かった。2024/06/22
たっとちゃん
0
中村哲さんの生きざまを改めて実感し考えさせられました。人も自然の一部である。それは人間内部にあっても生命の営みを律する厳然たる摂理であり、恵みである。科学や経済、医学や農業、ありとあらゆる人の営みが自然と人、人と人の和解を探る以外、我々が生き延びる道はない。今の混沌とした世の中、トランプ騒動をみるにつけ、考えさせられることがありました。せめて私も一隅を喜びとして、今を生きたいものです。2025/07/04
健康平和研究所
0
お遍路さんや何か新しいことをしたくなった2024/09/13
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