内容説明
三毛(サンマウ)―『サハラの歳月』で中国語圏の若者数億人を熱狂させた台湾の女性作家。魂を揺さぶる孤独な少女の心の旅路。世界で初めて編まれたサンマウの自伝的物語。
目次
1 孤独からの旅立ち(吹事兵;紫のワンピース;読書は私の学校 ほか)
2 ホセ 出会いと別れ(新郎のプレゼント;フェニキア人の甕;サハラ脱出―家族への手紙 ほか)
3 愛の記憶(ある愛の物語;不合格の二人;後ろ姿 ほか)
著者等紹介
三毛[サンマウ]
本名・陳平、英語名・Echo Chen。1943年中国四川省重慶で生まれ、5歳のときに家族と共に台湾に渡る。中学2年、14歳のとき不登校となる。その後21歳で中国文化学院(現・中国文化大学)哲学科の科目履修生となったあと、24歳のときにスペインへ渡る。1974年、サハラ砂漠で8歳年下のスペイン人ホセ・マリア・クェロと結婚。砂漠での生活を題材にした物語「中国飯店」(のち単行本収録時に「沙漠中的飯店」(砂漠の中のレストラン)と改題)が台湾の新聞に三毛のペンネームで発表されるや、三毛フィーバーを巻き起こす。その後はカナリア諸島に拠点を移し、主に自らの生活を題材とした作品を次々に発表した。夫・ホセの死後は台湾に戻り執筆や講演活動に専念した。1991年死去、享年48歳
間ふさ子[アイダフサコ]
福岡市出身。九州大学文学部卒業、九州大学比較社会文化学府博士後期課程退学。大学卒業後、貿易会社勤務ののち、福岡大学人文学部東アジア地域言語学科教員。現在は福岡大学非常勤講師
妹尾加代[セノオカヨ]
高知県出身。京都外国語大学英米語学科卒業。1964年9月より1年間、台湾省立師範大学(現・国立台湾師範大学)国文系に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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