内容説明
あなたの知らないゆたかな世界。この子どもたちを知れば世界はもっとゆたかになれる。ちがうものが見えるってすごくない!?
目次
1 おはよう
2 またいません!!
3 グルグル
4 やさしさ
5 記憶
6 みてみて攻撃
7 きみと歩けば
8 ちがうものをみている
9 ありがとう
著者等紹介
のえみ[ノエミ]
みえのむつみ。福岡県福岡市出身。福岡教育大学教育学部小学校教員養成課程美術科卒業。福岡県中学校講師、出版社アシスタント、福岡市小学校・特別支援学校講師などを経て福岡市小学校教諭。所属:福岡文化連盟、福岡県詩人会、詩誌「GAGA」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsuko
16
イラストのかわいさについ借りてしまった一冊。美大を卒業し、中学校講師・特別支援学校講師を経て小学校教諭を務める著者が特別支援学校の現場の一コマを漫画で描いている。ほんわかとしたタッチでとにかく可愛く、にんまり時にうるっとしながら一気に読了。「ちがうものをみている」「やさしさ へこんだとき」の章は特に心に沁みる。実際彼らには私には見えないものが見えているんだろうなぁと思うことが多々ある。私が人知れずへこんでいるとき、何度彼らに元気をもらったことか。美談でなく彼らの素晴らしさを見て伝えていければと思う。2020/07/31
テリトリーM
7
平和そうに見えるけど、特支の現場は重労働だ。でも子どもたちと関わることで、考え、働き、気づいたひとりでもある。無知、無関心からの偏見を減らし、誰もが「生きやすい」社会になることを願うばかり。2019/11/29
なおちゃん
0
気持ちは伝わりますが、もう少し深みがあると、、。それは読む方の仕事かな。2023/05/21
芙蓉葵
0
特別支援学校での子どもたちの学校生活を描いたコミックエッセイ。 この作品に出てくる子どもたちは無垢と言えるほどに純粋だ。世界をそのままに自分の解釈で受け入れている。 作品では違うものが見えるってすごいと子どもたちと触れ合い、そして通じ合えた時の楽しさや嬉しさを表現している。 支援を必要としている子どもたちという一括りではなくそれぞれの感受性を受け入れていけるような社会に変化していきたいと思う。 また、そのためにはみんなそれぞれが余裕を持って生きていくべきだと思うし、そう意識して生きていこうと思った。2021/01/06