感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hatohebi
7
水俣生まれの詩人・淵上毛銭(1915-1950)は、十代で上京後職を転々とし、20歳で帰郷して35歳で死去するまで、結核で寝たままの生活だった。九州の有力作家が参集する『九州文学』に寄稿したのが詩人としての出発点。本書は編者により四部に分けて代表作を収録。『淵上毛銭全集』は古書価1万円の上、編者によれば年譜上の誤りもあるそうなので、このような手軽な形で読めるのは有難い。巻末の評論も、この詩人の全体像をつかむのに適している。2022/04/24
Bibliotheca
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ゆっくりゆっくり少しずつ読んだ。 夭折の詩人。 こうやって埋もれている人はまだまだいるのだろう。2016/01/01