内容説明
フクシマの土が阿武隈弁で人間文明を告発する。放射能は誰にも見えねべ。こりねでまだ放射能なんていじりまわしたらよ、今度こそ何もかも終りだもんない。
著者等紹介
小泉武夫[コイズミタケオ]
1943年福島県小野町の酒造家に生まれる。現在、東京農業大学名誉教授、鹿児島大学客員教授、琉球大学客員教授、別府大学客員教授、広島大学大学院医歯薬学総合研究科客員教授、新潟薬科大学客員教授、石川県立大学客員教授。日本経済新聞に「食あれば楽あり」を20年間連載中。農学博士。専攻は醸造学・醗酵学・食文化論。文筆家としても活躍中。世界各国を訪れその地の食文化を研究する「食の冒険家」でもある
黒田征太郎[クロダセイタロウ]
1939年大阪生まれ。画家・イラストレーター。米軍軍用船乗務員など多くの職業を経て、1969年、長友啓典氏とK2設立。1992年よりニューヨークにアトリエを構え、国内・国外で幅広く活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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紅花
10
んだなぁ〜放射能はおっかね〜。子供たちには少々難しい内容で、難しい言葉も出て来るけど、大人のフォローで低学年でも十分読める話。原爆や福島の話はしていたはずだけど、「この本で始めて知った!」という雰囲気。東北訛と印象的な絵にも助けてもらったかも。他にも、土の中の微生物の話など、目をまるくしていた。2014/02/20
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
7
読み聞かせグループ交流会 毎年2回ほど、近郊の市町の読み聞かせグループが集まって情報交換をしています。今回のテーマは【大人も楽しめる絵本】。こちらは紹介した本です。2018/11/05
チュンセ
7
なつかしの福島弁~!内容はとっても重いんだけど子どもでもわかりやすく優しく書いてあって良いです。高学年のお話会で読んでみようかなぁ・・・でも、そのチャンスはないかも2016/02/08
sonettch
4
内容:フクシマの土が阿武隈弁で人間文明を告発する。放射能は誰にも見えねべ。こりねでまだ放射能なんていじりまわしたらよ、今度こそ何もかも終りだもんない。 2013/08/12
やま
2
土が主人公となり、東北弁で語る放射線の話し。人間は自分だけが得をする と憤る。2013/12/25