内容説明
メリーランド州の田舎町で、宅地開発中に新石器時代の人骨と集落の跡が見つかった。この貴重な発見の発掘プロジェクト・リーダーとして、考古学者のコーリーが呼び寄せられる。彼女は張り切って仕事に取りかかるものの、共同リーダーとして人類学者のジェイクも参加すると聞いて眉をひそめた。彼は元夫で、気まずく別れたばかりだ。一方、発掘のニュースをテレビで観て仰天する女性がいた。画面に映るコーリーこそ、赤ん坊のときに誘拐された自分の娘に違いない。それは揺るぎない母親の確信だった。
著者等紹介
ロバーツ,ノーラ[ロバーツ,ノーラ][Roberts,Nora]
1981年に『アデリアはいま』(サンリオ文庫)でデビュー。一躍ベストセラー作家となる。86年にはアメリカ・ロマンス作家協会初の名誉殿堂入りを果たした。彼女の作品はこれまで約1億5千万部売れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
86
見知らぬ女性に「あなたは私の誘拐された子どもでは?」と言われた考古学者のコーリーは仕事現場で再会した元夫と共にこの件を調査していく。復縁しようする元夫の接近に加えて仕事場で発生する業者との確執や殺人事件など、コーリーの困惑と葛藤が読みどころで、「復縁」をテーマとした王道ラブサスペンスでありながら退屈させずに読ませる勢いがある。弁護士と実兄、離婚した実父母など脇役のロマンスも彩りを添えており、家族愛を重視する著者の姿勢がよく現れている。「人生も、その人生を通り過ぎる人々との関係も、みな取り組むべきものだ」2019/03/04
じょじょ
7
何かどこかで読んだ事あるような既視感を終始感じながら上巻読了。ハラハラ。2021/08/12
こえん
2
育てた両親と実の両親+兄貴それに元夫と、ヒロインが見直さなくちゃいけない人間関係がたくさん。2009/01/09
みるて
1
図書館の本 読了 RITA賞2012/05/06
カサブランカ
0
3,52015/01/14