医者は現場でどう考えるか

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医者は現場でどう考えるか

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  • サイズ A5判/ページ数 311p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784883442003
  • NDC分類 490.4
  • Cコード C0047

出版社内容情報

間違える医者と間違えない医者は、どこが異なるのか? いかにして医療現場でのエラーを回避するかという問題を考えるために、実例をあげ、医師の思考方法について探索する刺激に満ちたルポルタージュ。

内容説明

間違える医者、間違えぬ医者は、どこが異なるのかを問う。知的刺激に満ちた医療ルポルタージュ。

目次

第1章 瞬時の判断における思考メカニズム―臨床現場での医学的判断
第2章 医師の感情と診断ミス―心の教訓
第3章 救急治療室での「意識的平静」―皿回しの芸
第4章 プライマリーケア医の役割―門番
第5章 家族の愛が専門家を覆す―新米ママ奮闘記
第6章 前例のない症例に向きあう―専門家の不確実性
第7章 外科医A、B、C、Dそれぞれの“診断”―外科手術と達成感
第8章 大量データによるミスとエラー―観察者の眼
第9章 医療市場の怪物―マーケティングとお金と医学的決断
第10章 病でなく人を治療する―魂に奉仕する

著者等紹介

グループマン,ジェローム[グループマン,ジェローム][Groopman,Jerome]
1952年生まれ。ハーバード大学医学部教授(Dina and Raphael Recanati Professor)兼、ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの生物医学などの実験的医学主任。がん、血液疾患、エイズ治療の第一人者。「ニューヨーカー」誌で医学・生物学分野のスタッフライターを務め、また「ニューヨーク・タイムズ」紙や「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙などの新聞や多くの科学雑誌に寄稿し、旺盛な執筆活動も続けている

美沢惠子[ミサワケイコ]
1946年東京生まれ。小学校時代をニューヨークで過ごす。国際基督教大学卒(11期生)。国際化学療法学会、国際移植学会、アレルギー・免疫学会、小児科学会、救急医療学会、看護学会、国際労働機関、国連人口基金、NHKのニュース番組などの同時通訳を務め、医学論文の翻訳に従事。日本翻訳者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

68
★★★★★この本は医者のみならずすべての人が読むべき必読書である。本書は丁寧な事例とともに見事な論を展開する。医者と患者との相互理解がなければまず、正しい治療を行うことはできない。相互理解は当然、徐々に醸成しなければならない。だから、短時間で効率的にという新自由主義的な発想が医療の世界を揺るがしている。医者の認識エラーは自分あるいは科学技術を過信することから生まれる。いつでも懐疑心を失ってはならない。科学などもたかが人間の理性が生み出したものである。つまり、科学が正しいと言う発想こそ極めて危険である。2016/11/07

naotan

14
医療に関わる人だけでなく、どんな職業に就く人にも参考になりそうな視点がいっぱいありました。改めて医療の大切さ、難しさを考え、それに従事する人に感謝の念を捧げます。2022/05/10

ゆい

9
医師が患者の訴えを聞いて どう間違えるか、が書いてある本。しょうがないじゃ済まないけれど有りがちだと思う。でもなおのこと、現代、未来の人工知能を交えたフローチャートのような診断は怖い気がするんですよね。2017/01/07

Kentaro

7
今日の医療現場においては時間が最大の贅沢である。医学を天職としてではなくビジネスとして考える人達は、医療を分刻みに分割し、ケアの効率を上げる事を要求してくる。医師の診察室は流れ作業の組み立て工場ではない。医療を流れ作業にしてしまうと、確実に医師と患者との間のコミュニケーションが阻害され、医療ミスが増え、その信頼関係が破綻する。思慮深い医師であれば、賢明に時間の配分をするであろう。明解でややこしくない病気であれば、15~20分で対応することができ、患者と家族は充分に情報を得て満足感をもって診察室を出ていく。2018/10/24

Levi

5
医は仁術という言葉があったように、昔は患者を診るのが診断材料でしたが今は各種生検・CTやMRIなどのデーターで診断されることが多い。ここでは医師が診断と治療方針をどのようにして決めるか、誤診の原因、真実の発見などが実際の症例で分かりやすく書かれている。そして、癌という命に関わる病気との付き合い方がとても参考になった。私の周りには西洋医療や医師に不信感を持ってしまった人が多いのですが、どんな治療を受けるにしても患者の性格や病気や医師との向き合い方も治療に大きく影響しているのだと感じました。2012/04/07

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