福音館創作童話シリーズ<br> アヤカシさん

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福音館創作童話シリーズ
アヤカシさん

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  • サイズ A5判/ページ数 237p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784834081275
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

内容説明

ケイにとって、メイおばさんは、とっても特別な人だった。あんまり歳がちがわなくて、お姉さんみたいな存在だから?ちっちゃいときから、よく子守をしてもらったから?今も週に三回、家庭教師として勉強をみてくれるから?…いやいや、そんなことじゃない。じつは、ケイとメイおばさんには、ふたりだけしか知らない、重大な秘密があったのだ。その秘密というのは…

著者等紹介

富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年、東京生まれ。高校在学中より童話を書きはじめた。おもな作品に、『クヌギ林のザワザワ荘』(あかね書房/小学館文学賞・日本児童文学者協会新人賞)、「小さなスズナ姫」シリーズ(偕成社/新美南吉児童文学賞)、『空へつづく神話』(偕成社/産経児童出版文化賞)、『やまんば山のモッコたち(新版)』(福音館書店/IBBYオナーリスト2002文学作品)、『盆まねき』(偕成社/野間児童文芸賞)など

野見山響子[ノミヤマキョウコ]
1978年、埼玉県生まれ。東京農業大学卒業後、イベント会社勤務を経て、フリーのイラストレーター。ゴム版画をおもな技法としてイラストレーションを制作、ほぼ年1回のペースで個展を開催している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

83
アヤカシさん(付喪神)が見えてしまう小学四年生ケイ君の体験を通して自分にもあるその能力を疎ましく感じていた叔母メイおばさんのアヤカシさんとの邂逅。なかなか良い児童書。2018/05/26

ぶんこ

70
畠中恵さんの付喪神やアヤカシとは少し違いましたが、どのアヤカシも優しくてホッとしました。 「嘘つき」と親や先生、友達からも言われて心を閉ざしてしまったメイ叔母さん。 10歳しか違わない甥っ子ケイまでもがアヤカシを見る事ができると知って、ケイには同じ哀しみを味わわせまいと必死すぎて切ない。そんな叔母心を知る由もない好奇心旺盛で優しいケイ君。アヤカシに付き合って、願いを聞いてあげます。ホラーは嫌いですが、こんな不思議世界は大好き。2016/04/14

はる

55
読後感が爽やかな、素敵な物語でした。不思議なアヤカシさんが視えるようになった小学生のケイ。どうやら叔母のメイおばさんも視ることが出来るらしい。アヤカシさん達は何かを訴えているのですが…。富安さんの魅力満載。そうだ、みんな、みんな繋がっているんだ♪ 全然怖くないのでご安心を。2016/04/07

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

51
アヤカシが見えるようになっていまったケイと、見えて大変な思いをしてきたメイおばさんのお話。面白かったです。物には魂が宿っている。物は使われて価値を得るものと思っているので、使うように心がけているけれど、もしかしたら家の片隅に忘れているものがありそう。絵がお話とピッタリでした。2020/12/08

杏子

35
物にやどる精霊を見る力をもったメイおばさんと甥っ子のケイ。とても歳の近いメイおばさんとケイの前に、次々に起こるふしぎな出来事。話と話はつながっていき、最後に大きな流れになって結ばれていく。古いものには心がやどると昔から言う。この物語は、本を読んだ人と人とをつなげてくれるのかも。2015/02/28

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