内容説明
―恋を渇望し、実らせようとする女性たちの心の過程では、「恋」と「不倫の恋」は、別のものと意識されていません。内面性について言えば、「不倫の恋」は、最初からどこにも存在していないのです。あるのは「恋」だけなのです。―本書が取り上げた不倫の「物語」は、一人の女性がある男性に恋をする、その出会いと過程のみを、取材を基に描きました。後半のインタビューでは、半年が経過して付き合い方や自分の気持に変化があったか否か、不倫体験をどう受け止めているかなどに主眼を置きました。
目次
1 不倫ってなんだろう
2 外へ向かう女たち
3 若い女性たち
4 家族の現在
5 恋は恋