内容説明
皆農がもたらす持続性と地域循環!!消費者・市民が生産にも参画する時代。「農業の社会化」による日本型農業の再生へ。
目次
序章 生産消費者がリードする農業の社会化
第1章 日本の食は大丈夫か
第2章 水田が消える?
第3章 持続性と地域循環、そして自然循環
第4章 もう一つの地域循環
第5章 自然と農業と人間と
第6章 生産消費者の増加と農業の下支え
第7章 協同労働、そして村づくり
第8章 都市農業振興から地域自給圏づくりへ
結章 循環・自給・皆農による日本型農業の再生
著者等紹介
蔦谷栄一[ツタヤエイイチ]
農的社会デザイン研究所代表。宮城県出身。東北大学経済学部卒業後、71年、農林中央金庫勤務。農業部部長代理、総務部総務課長、熊本支店長、農業部副部長、96年、(株)農林中金総合研究所基礎研究部長、常務取締役、特別理事を経て、2013年から現職。週末は山梨市牧丘町で自然農法を実践。みんなの家・農土香の会会長、川崎平右衛門顕彰会事務局長、都市農業研究会副会長などを務める。農林水産省農林水産技術会議研究分野別評価分科会委員(環境)、食料・農業・農村政策審議会企画部会有機農業の推進に関する小委日会委員(座長)などを歴任。元早稲田大学・明治大学等非常勤講師。銀座農業コミュニティ塾代表世話人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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小池 和明
1
生産者消費者という言葉に触れるのは初めて。本の中で内橋克人氏の自覚的消費者という言葉も登場するが、親和性が高い気がした。大規模効率化も良いが、風土を生かし地域の循環や、お祭り神事の農村文化カルチャーと一体になった農業こそ維持可能、農村の魅力が増すとする。ロシアのダーチャは参考になった。徳江倫明氏の言葉で「農業は農家の専有物ではない」「すべての人は農業をする権利を有する」は著者の主義を代弁する。都市住民が様々な形で農業に参画していく国民皆農を推進することが著者の主張だと思う。 2024/02/21
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