内容説明
ゴルフクラブや釣り竿を「まさかり」に持ち替えて、薪割りに興じ、冬は暖かな火を囲む。そんな生活は体にも環境にもよく、仲間の輪を広げることもできた―薪割り礼賛を唱える著者の、薪割りの全て。
目次
第1章 薪割りの醍醐味と効用
第2章 薪割りと人との関わり
第3章 薪づくりの基本と道具
第4章 薪割りの基本と道具
第5章 薪を楽しむ道具・仕掛け
第6章 薪を楽しむ仲間の広がり
第7章 薪割りから森の再生へ
著者等紹介
深沢光[フカザワヒカリ]
1959年、東京都生まれ。東京都杉並区に育つが、子どもの頃から山村での生活に憧れ、林学へ。東京農工大学農学部林学科卒業。大学卒業後、初めて東京を離れ、岩手県に就職。県庁で森林組合、造林緑化、企画等の行政事務を担当、林業改良指導員等現場などでの業務を経て現在、岩手県林業技術センター森林資源部研究員として、林業の機械化、酸性雨等の調査、研究を担当している。近年は、木質バイオマスのエネルギー利用に関する調査、普及にも携わっている。各地に誕生する薪割りクラブの火着け役・世話人。岩手県稗貫郡大迫町在住
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感想・レビュー
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さすらいのアリクイ
17
薪割りのことや薪そのものについて少し興味があったので読んでみました。薪の割り方についてから始まり、日本国内での薪の生産量のこと。薪ストーブを使ったピザ作り、海外の国々の、日々の中での薪の使われ方についてなど、予想していたよりも色々な情報が書かれていて、かなり読み応えがありました。真剣で硬い内容の部分もありますが、薪割りの名人を取材した部分で、著者の方が名人に節のある部分はどう割るのか、とコツを質問したら答えは「割れるまで頑張る」と返ってきた、なんて内容の部分もあり。薪の色々なことを知ることができる本です。2016/07/27
takeapple
9
ずっと積んで置いたけれど、今が程よい熟成時期かなと思い読んだ。買ったのは、この本が出た2001年の夏だった。あれから9・11も原発事故もあった。そして気候危機、ウクライナ紛争。薪ストーブも少しは普及した。私の周りにも薪ストーブを入れた家が増えた。私は忙しさに感け、ものぐさでろくに薪の準備をしていないから灯油と薪の両方に頼っている。間伐材や切れっ端も活用して広葉樹林の再生ができたらいいなあ。薪ストーブだけでなく、生活を根本的に見直して行きたい。2022/12/11
Ryohei Nakamura
2
やっぱり薪ストーブにしてよかった 作者と同じで薪割りは大人の趣味だね 薪生活3年目だけど、薪の準備で四季がまわり、回りの縁で薪が集まっています これからも身体が続く限り薪生活を楽しもう!2017/06/10
to boy
1
6月に深澤さんの講演会があるので再読。とても楽しみにしています。 写真にあるような長い原木をどうやって割るのか、横にして割るやり方って・・・。判らないことを聞いてみようと思います。2012/05/05
ゆう
0
薪ストーブがほしくなっちゃったよ。2009/07/06