内容説明
ミミズは、「地球の虫」(アースワーム)という名前を持っています。ところがその姿と独特なにおいからなのか、不快な生き物とされています。針に刺され、魚の餌とされたり、道路で干からびた姿をさらしたりするなど、およそ立派な名前らしからぬ生き物です。「地球の虫」の本当の意味、ミミズパワーを探ってみましょう。
目次
序章 ミミズは土を肥やす「地球の虫」(ミミズのいる土壌圏の活用;「大地の腸」「地球の虫」として)
第1章 ミミズの種類と食性・生息場所(ミミズの種類と特徴;大型ミミズの種類と特徴;ヒメミミズの種類と特徴)
第2章 ミミズの五つの有用なはたらき(「自然の鍬」ミミズの五大寄与;ミミズの有用なはたらきの要因)
第3章 土壌圏活用型の農業をめぐって(土壌圏活用型農業の要としてのミミズ;ミミズを呼び戻す方法と有用なミミズ)
第4章 ミミズが支える土と有機農業(ミミズの功罪と有効利用;土づくりは長期的視点で)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とんかつラバー
10
園芸をやっている人にはミミズがいると良いっていうのは聞いた事があると思うけど、どういいのか?土を耕し、水はけを良くし、栄養のある土にし、植物の成長を促し、病気を抑え…見た目が好ましくないという事を除けば土作りのチートアイテムである。ただし化学肥料と違って良い土になるまで時間がかかる。一度良い土になると何もしなくても文字通り恵みの大地になる。後に出版された「ミミズのはたらき」のほうが読みやすいのでそっちをおすすめ。2022/11/02
ジュリ
2
畑にミミズがいると作物の生長がよくなったり、収量が高くなったり、栄養価が上がったりするそうだ。畑にミミズを入れ、農薬を使わない農業が行われるようになるといい。2013/07/03