内容説明
スマートフォンやSNSの普及で新しい買われ方が確実に起きている。デジタル上の顧客の消費行動パターンは多様化しメディアも複雑化した。その全体像を体系立てて語ることは、もう難しいのだろうか?この複雑すぎる主題は、とてもシンプルに本質を考えることで解決する。すべては「偶発起点」から生まれているということだ。豊富なケース分析を通じ、現代のマーケティングで日々起きている偶発起点の購買=「衝動買い」の正体に迫る。
目次
第1章 情報回遊時代の偶発購買モデルSEAMS(「情報回遊時代」検索から回遊へ;「計画購買」と「偶発購買」 ほか)
第2章 プライベート情報時代のユーザーブランド(プライベート情報時代の幕開け;パブリック情報とプライベート情報 ほか)
第3章 ソーシャルステータス時代のコミュニティ消費スイッチ(社会的豊かさを求めるソーシャルステータス時代;コミュニティ内の世論形成メカニズム「コミュニティエコー」 ほか)
第4章 衝動買い時代の偶発購買デザイン(買物失敗リスクがなくなって生まれた「衝動買い時代」;衝動買いは満足度が高い ほか)
第5章 モバイルパンデミック時代の新価値自走型プロダクト開発(モバイルパンデミック時代、キーワードは「モバイる」;FMCGにおける「偶発購買」と「映え」の重要性 ほか)
著者等紹介
宮前政志[ミヤマエマサシ]
株式会社電通データマーケティング局。東京外国語大学フランス語専攻卒、2001年電通入社。事業開発・サービス拡張、ビジネスモデル研鑽に強みを持ち、金融・家電からFMCGまでデータマーケティング領域に幅広く従事。特許を有したソリューション開発実績多数で、流通と顧客接点で新しい体験をつくる「PROMOTAG」ソリューション開発などを推進
松岡康[マツオカヤスシ]
株式会社電通データマーケティング局。京都大学建築学科、東京大学大学院建築学専攻修了後、2011年電通入社。クリエーティブ局にてコピーライター/CMプランナーとして、大手飲料メーカーなどの立体的クリエーティブキャンペーンの企画制作に従事。2014年Instagram国内広告事業ローンチパートナーとして、Instagramのブランディング、収益化プロジェクトを牽引。2016年以降、デジタル領域のプランナーとして大手事業会社のデジタルキャンペーン設計、メディアプランニングに従事
関智一[セキトモカズ]
株式会社電通データマーケティング局。早稲田大学社会科学部卒。マーケティング管理研究を専攻。2017年電通入社。プランナー/ストラテジストとして、様々な企業のマーケティングに従事。企業価値規定から新規事業開発、ビッグデータを活用したコミュニケーション・デザイン、DXまで、幅広くプロジェクトをディレクションする。Eコマースグロースサービス「ULVA」の開発やD2Cブランドの運営など、実業視点を持ったビジネスデザイン実績多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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