内容説明
アイデア発想術や、「結果」を出す企画術、PR技術を、使いやすい40の公式に。「ひらかたパーク」のV字回復を実現した筆者が、自らが手がけた3つのV字回復事例をベースに、逆境を「アイデア」に変える40の企画公式を紹介。
目次
序章 「崖っぷち」は、アイデアひとつで逆転できる。
第1章 ひらかたパークの奇跡
第2章 発想力をすぐに伸ばす2つの「意識」
第3章 崖っぷちのWebキャンペーン1―企画編
第4章 崖っぷちのWebキャンペーン2―拡散編
第5章 ビジネスサイクルを発見して自走させる
第6章 公式集
著者等紹介
河西智彦[カワニシトモヒコ]
1976年東京生まれ。一橋大学卒業後、(株)博報堂に入社。クリエイティブディレクター、コピーライター、CMプランナー、コミュニケーションプランナー。カンヌライオンズ金賞、スパイクスアジア金賞多数、グッドデザイン大賞、東京コピーライターズクラブ会員、大阪コピーライターズクラブグランプリ、名古屋コピーライターズクラブグランプリ、ACC金賞など。宣伝会議コピーライター養成講座講師。大阪経済大学非常勤講師。宣伝会議賞や各広告賞の審査員だけでなく、各地で地方創生講演などもおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニッポニア
31
聞き読み。ひらパー、森永ジャック、大阪経済大学という具体例をもとに、復活させて仕組みを解説。どんなものにも復活の種はあり、それをどのタイミングでいかにして利用するかというアイデア。本書をいかにして利用するか、はおいといて、事例に覚えがあるので、うなづきつつ面白く読めた。2022/09/10
Kentaro
24
本書の事例として紹介する「ひらかたパーク」。来園者数が減少して『崖っぷち』にいた関西の小さな老舗遊園地をV字回復させたアイデアは、さまざまな制約を逆手にとって生まれた。この他、「販売終了間近のお菓子が望外の売上げを増やしたアイデア」も、「少子化の影響で苦戦する私立大学の受験者数を過去最高にしたアイデア」も、北九州の遊園地「スペースワールド」で明るすぎる閉園CMをしたアイデアも、崖っぷちの苦境からこそ生まれたのだ。 崖っぷちで踏みとどまろうとしたとき、愚直に努力する人間にアイデアが降りてくるのかもしれない。2019/10/26
libra
8
実例がちゃんとあって、割と読者の想像を描きやすい事例が挙げられているので、ストンと落ちてきて分かりやすい。個人的には最後の大学の偏差値が上がったというのが驚き。広告で変わっちゃうんだな。広告代理店の人たちは冒頭にあったような面白かったり、尖った広告を作ってるだけだと思っていたけど、そうじゃなかったんだな。成功例ばかりだったので、失敗例もあったようなのでアンチパターンとして読んで見たかった。心の天井の話は自分も気に留めてたい。2018/04/28
ねこさん
7
読みやすかった。変に経験がある分、自分でも無意識の内に「心の天井」をつくりがちではあると感じる。発想の範囲を自ら狭めているので…気を付けないと。「結果を出すと信頼されるようになり、発言力が増します。その結果、説得できるようになって色々制約ががなくなったりする」ジャック食べてみたかったなぁ。2020/01/12
リュウジ
7
関西人なら誰もが知るひらかたパーク、大阪経済大学、森永のチョコ菓子の広告(というよりキャンペーン)を、いかに考えコミュニケーション、表現へと定着させ実践したか。博のCDの著者がご自身の理論(公式)を元に解説してくれる。ずっと知りたかったPRやWEB活用の論理的な内容があってホント読んで良かった。しかし大経大の話はびっくり。正統派の良い表現と思っていたが、大経大であれをやって効果が出るとは!!! ひらかたパークは、とても巧妙。ただ、著者が言うように失敗もするという。ホントはその失敗が知りたいんだけどね(笑)2017/10/27