内容説明
“せんちょう”は川のそばの家にすんでいるねこ。“せんちょう”は寝ることと食べることとからだをきれいにすることがすき。でも“せんちょう”にはほかにもすきなことがあるようです。月あかりをたよりに“せんちょう”のあとについていってみましょう。
著者等紹介
フロイド,マドレーヌ[フロイド,マドレーヌ][Floyd,Madeleine]
画家・イラストレーター。ロンドン市内のチスウィックで、川のそばの家に夫のマイケルとねこの“せんちょう”と暮らしている。『ねこのせんちょう』は、マドレーヌが絵と文の両方を書いたはじめての本
木坂涼[キサカリョウ]
詩人・絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masa@レビューお休み中
121
ねこの船長…。タイトルと表紙を見れば見るほど気になってしまう。海賊の船長なのか、はたまた艦船の船長なのか、それとも、何か人には言えないような船長なのか…。気になって絵本を開くと、そこにはどこにでもいそうなねこがいるだけだった。のんびりと、家の中でゴロゴロ寝たり、缶詰めのツナやビスケットを食べたり、キレイに体を舐めたりする飼い猫がいるだけなのだ。船長は一体どこにいるのだろうと思っていると、このねこが動き出すのです…。まさか、こんな展開になるとは思っていなかったので、やられた感満載ですよ。2014/02/16
つくよみ
85
図書館本:「せんちょう」と言う名の猫の、日常を描き出した作品。表紙の、ふてぶてしいとさえ言える面構え。どこかアウトローを感じさせる、この猫の生活とはどのようなものか?と思いつつ、いざ頁を開いてみると、寝るのが好き、身体の手入れが好き、食べるのが好きな、ごく普通の飼い猫。だが、月明かりの晩、彼の行動を追ってみると・・・?なるほど、だから「せんちょう」荒削りにも見える絵がなんとも味わい深く、猫のしぐさの一々が、力強さとしなやかさを感じさせる作品。ちなみに、裏表紙裏の本物の「せんちょう」の写真も、かなり男前♪2014/03/06
ふう
74
表紙とページ全部に大きく描かれたせんちょうの絵に思わず「おおっ!」。猫は本当に絵になりますね(と、かなり猫贔屓の感想)。マイペースでゆったり暮らすせんちょうの一日を見ていると、世界中の猫にこんな平和な暮らしをしてほしいなと思ってしまいます。後ろで紹介されている本物のせんちょうもすてきです。2017/06/28
優花 🍯モグモグ
65
「ねこのせんちょう」カッコイイです。読んでいてホッコリもするし、ハチワレ猫せんちょうの魅力もいっぱいです。そしてかなり男前のニャンコです。2017/06/19
ぶんこ
62
絵本にはまり始め、数冊借りてきた一冊。 偶然子供向きというより大人向きな絵本が続きました。 表紙からして迫力がありました。 ブス猫が好きなので楽しみにしていたら、中の猫の絵はそうでもなく可愛かったです。 ただ色調が暗くて、子供には向かない気がしました。 私は好みです。 猫好きには(そうそう、猫だよね〜)という感じで進み、お出かけになると、オヨヨ船を漕ぎますか! いいな、いいな。 ご帰還後はベッドに乗ってきて大きな声でグルグルしてくれるなんて、飼い主冥利に尽きます。 面白かったです。2015/11/14
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