おしっこぼうや―せんそうにおしっこをひっかけたぼうやのはなし

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 29cm
  • 商品コード 9784883301447
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

このおはなしは、ベルギーのブリュッセルという町にむかしからつたわるおはなしです。いったいなにがおきたのでしょう?とにかくひとびとはちいさなぼうやの銅像をたててぼうやとそのできごとをわすれないようにしたのです。それがあの小便小僧のはじまりでした。

著者等紹介

ラドゥンスキー,ウラジーミル[ラドゥンスキー,ウラジーミル][Radunsky,Vladimir]
1954年、ロシアに生まれる。物静かな、ハエいっぴき傷つけたことのない平和主義者。モスクワで建築を学んだのち、アメリカへ移住。イラストレーター、デザイナーとして活躍する。『おしっこぼうや』はベルギーで聞いた話に感銘をうけて、たちまちできあがった絵本。ほかにもエルバ賞を受賞した“Hail To Mail”(邦訳未発売)のほか、『ウィリーのそりのものがたり』(セーラー出版)など多くの絵本が出版されている

木坂涼[キサカリョウ]
1958年、埼玉県生まれ。詩人・エッセイスト・絵本作家・翻訳家として活躍。詩集『ツッツッと』で現代詩花椿賞受賞。『金色の網』で芸術選奨文部大臣新人賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiaki

44
ベルギーのブリュッセルに伝わるおはなしで、あの小便小僧誕生秘話!慎ましくとても幸せに暮らす家族を、美しい町を、ある日一変させた戦争。昼も夜も戦うことを止めず、ちいさなぼうやの家族はいつの間にかみんな離れ離れに…。戦争がテーマで平和を考えさせられつつも、ユーモアにあふれてて重くなりすぎない。本当はみんな止めるきっかけが見つからないまま、流されてる。戦争なんてくだらないぜ!とちょっと強気になれちゃう一冊でした。幼年~低学年さん、戦争を考える入り口にもなりそうな…?2021/01/20

ヒラP@ehon.gohon

29
小便小僧の由来だそうです。立ち小便で戦争が終わるのなら、天から降ってくる聖水を笑顔で眺めましょう。作者のウラジミール・ラドゥンスキーは、ロシア生まれの、物静かな平和主義者で、ハエいっぴき傷つけたことがない人だそうです。でも、今空からおしっこが降ってきたら、あるお方は激怒するに違いありません。殺伐とした状況を、お笑いに変える境はどこにあるのでしょう。 でも、間違いなく、被害や犠牲が増えれば触れるほど、ユーモアを受入れる心のゆとりはなくなるのでしょう。絵といい文字といい、突き刺さるインパクトを持った絵本です。2022/07/18

gtn

22
当たり前の行いが、人々の芯を食うということ。ただし、大人の場合は勇気が必要。2021/08/15

ochatomo

14
アメリカの絵本 戦争を止めた小便小僧の発祥をVladimir Radunsky氏が色彩豊かに描く 訳は木坂涼さん 『おしっこぼうやバンザーイ!!!』 原題“Manneken Pis” 元本2002年 2003刊2019/06/25

アクビちゃん@新潮部😻

12
【図書室】小1の息子が図書室にて借りてきました。楽しい話しだと思っていたら、戦争の話で驚きました。少し無理やりな感じではあるが、物事とはこんな物なのかもと思いました。2014/12/12

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