内容説明
興信所の所長・片山は、旧知の米国人実業家・ハサウェイから、五人の男を捜して欲しいと依頼された。終戦直前の満州で彼らに命を救われたのだという。さっそく調査を開始してみると、五人のうち三人までが三年以内に不自然な死を遂げていたことが判明。事件の裏に、満州で全滅したはずの日本人村の存在があると知った片山は、残る二人の消息を追って飛騨高山、さらにロスアンゼルスへ飛んだ。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年埼玉県生まれ。10年にわたるホテル勤務を経て69年『高層の死角』で第15回江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で第26回日本推理作家協会賞をそれぞれ受賞。その後も『人間の証明』や棟居刑事シリーズなどで人気を博す。社会派推理小説の第一人者だが、最近は歴史小説にも活動の幅を広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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