内容説明
現在の長浜港とは異なり、江戸時代の長浜湊の中心は今の米川下流に位置していた。船年寄を務めた吉川三左衛門家には、元禄期から明治初期に至る役銀帳や舟証文が伝わる。これらの文書に記された船持名と各船の積載量などを初めてリスト化し、さまざまな荷を積んだ船が行き交った湊と船町の具体像を探る。
目次
第1章 長浜の湊の変遷
第2章 丸子船の船持たち
第3章 長浜湊の丸子船
第4章 長浜湊の荷駄
第5章 長浜湊の〓船
第6章 長浜湊の住人と各町の特徴
著者等紹介
北川徹[キタガワトオル]
1947年、滋賀県長浜市生まれ。立命館大学理工学部(数学・物理学科物理学専攻)卒業。東芝テックへ入社し、主に三島工場勤務。主に流通業に使われる商業用電子料金ばかり用重量センサーの開発・設計に従事する。一時、オランダ勤務。退職後、趣味の古地図収集などから古文書に興味を持ち、「高畑邑郷中名寄絵図」(切絵図、明治2年)から合成図を作成。文化4年に近江国神崎郡杠葉尾村で作成された「近江絵図」を調査(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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