内容説明
昭和39年夏、東京五輪を間近に控えた大阪の下町で、浪人生の隆が出会った魅惑的な女性、昼にコップ酒をあおる肉体労働者、無口で陰のある大学院生―。表題作ほか「さよならの夏」「イダテン狂い」「土の記憶」「赤光の庭」「祭典の向こう」「虚空」の全7篇を収録。
著者等紹介
安部良典[アベヨシノリ]
1942年、滋賀県生まれ。「滋賀作家」同人。鹿児島大学法文学部卒業。のち県内の高校教員。現在、真宗寺院住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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