出版社内容情報
江戸期、日本全土に商売を広げた近江商人。彼らが守り実践してきた商法や心得にみる、不変の成功法則とは?著者ならではの視点で「近江商人の心」を浮き彫りにした。
内容説明
近江に残る「日本の心」を柱に著者独特の歴史観の中から、いまこそ学びたい近江商人のビジネス哲学を追求。
目次
琵琶湖のアユにまなぶもの
近江商人の基礎行動
地域愛の実践―塚本定右衛門
女性の活躍―秀吉の妻
箱根の新緑にヒント―西川甚五郎
私心と公心のケジメ―小林吟右衛門
安定こそ危機だ―西川利助
文化とのフィードバック―伴蒿蹊
戦国武将への影響―蒲生氏郷の例
平和重視のまちづくり―豊臣秀次
不易の精神をまもりぬく―近江商人の家訓
外に出て育ったアユ―高島商人
湖西から人間学の発信―中江藤樹
日朝交流の第一人者―雨森芳洲
いま生きる“三方よし”
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コダマ@ようやっとる!
6
近江商人は勤勉、倹約、正直、堅実であり。三方よし(自分よし、相手よし、世間よし。)で社会貢献度も高い素晴らしい商人だ!的な内容。
河合晋輔
1
ビジネス書の大半が、海外からの知識・理論の輸入翻訳でしかないように思え、昔の日本人の商人(あきんど)の考え方に関心があります。MBAも必要かもしれないけれど、一般的なビジネスパーソンには、行商人の知恵の方がはるかに実戦的で役立つように思います。2016/03/28
げん
1
これまで、三方よし、の言葉しか知らなかったが、数々の近江商人の逸話の中に近江商人の哲学を垣間見ることができた。蚊帳を緑にしたのも近江商人らしい。もう少し、近江商人について知りたくなってきた。2014/07/10
kariha63
0
皆こんなことしてたら世の中が素ン晴らしくなってしまうわ。素ン晴らしくなればいいのに。2015/06/08
hotei
0
近江商人と呼ばれた成功者たちの話をもとにビジネス哲学の話が展開され、わかりやすくおもしろかった。自分よし、相手よし、世間によし。の三方よしの考え方は大事にしたい。2025/02/17