出版社内容情報
天蚕(ヤママユ)の飼料樹であるクヌギなど(ブナ科コナラ属ナラ類)の害虫を調べた結果、鱗翅目(ガ・チョウ類)が種数の7割以上を占めることがわかった。なぜ、イモムシやケムシはドングリの木の葉にこだわるのかを、昆虫の食性と種分化の仕組みから考察する。
第1章 地域を支えた養蚕業
1.湖北の蚕糸業
2.生糸を用いた製品
3.滋賀県の養蚕関係機関
第2章 家蚕と天蚕(カイコとヤママユ)
1.家蚕(カイコ)
2.天蚕(ヤママユ)
3.人と鱗翅目昆虫
第3章 ドングリの木を食べるガ・チョウ類
1.ドングリの木とガ・チョウ類との不思議な世界
2.ドングリの木
第4章 昆虫の食性と種分化
1.天蚕の食性
2.植物と昆虫との攻防
第5章 ドングリの木と昆虫たちの進化の歩み
1.鱗翅目昆虫とブナ科植物の誕生
2.食性の変化からみたガ・チョウ類の進化
3.ドングリの森と人間
内容説明
どこのでもあるドングリの木とイモムシ、ケムシの昆虫と植物の進化をめぐる物語。
目次
第1章 地域を支えた養蚕業(湖北の蚕糸業;生糸を用いた製品 ほか)
第2章 家蚕と天蚕(カイコとヤママユ)(家蚕(カイコ)
天蚕(ヤママユ) ほか)
第3章 ドングリの木を食べるガ・チョウ類(ドングリの木とガ・チョウ類との不思議な世界;ドングリの木)
第4章 昆虫の食性と種分化(天蚕の食性;植物と昆虫との攻防 ほか)
第5章 ドングリの木と昆虫たちの進化の歩み(鱗翅目昆虫とブナ科植物の誕生;食性の変化からみたガ・チョウ類の進化 ほか)
著者等紹介
寺本憲之[テラモトノリユキ]
1955年、大阪府生まれ。大阪府立大学農学部卒業。農学博士。専門、昆虫学、応用昆虫学、蚕糸学、野蚕学、野生動物管理学。現所属、滋賀県農業技術振興センター栽培研究部部長。所属学会等、日本野蚕学会評議員、日本鱗翅学会近畿支部幹事、滋賀県ニホンザル保護管理検討委員会委員、滋賀県生きもの総合調査専門委員、近畿作物・育種研究会評議員、日本昆虫学会、日本蛾類学会、日本応用動物昆虫学会、日本動物行動学会、日本蚕糸学会など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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