出版社内容情報
スタジオジブリ最新作（2011年7月ロードショー）の原作コミックス！
小松崎海は、行方不明の父と海外にいる母親に代わり家族の面倒をみるしっかり者の高校生。風間俊と出会った事から、彼女は波乱の毎日を送るが…。70年代を舞台に学園闘争と純愛を描いた青春物語。解説は宮崎吾朗。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
51
カバーと３㎜しか違わない帯（？）のかかったいわゆる厚化粧文庫。アニメの方と、ストーリー的にはかなり差がある？ 1980年頃の、制服自由化にはじまる高校生のラブストーリー。絵柄がいかにも昔の少女マンガ的で、アニメと全く印象が異なる。一度アニメを全編通して見なくては。注目すべき人物は、生徒会長の水沼君。途中ケンカにはなるけれど、これほど友だちを大切にしてやれるやつは、そうはいないだろう。風間君との「悪だくみ」はケシカランけどね。おかげでヒロインは振り回されっぱなし！…それがこうも変化するのかなぁ。2014/07/31
Miyoshi Hirotaka
49
同名のジブリ映画の原作コミック。原作では制服自由化の学園闘争が描かれるが、映画では、「カルチェラタン」という部室棟の保存運動に置き換わっている。派手でテンポのいい恋愛物やアクションに慣れた人には、コートの上から抱き合うようで、物足りなさを感じるだろう。物語の重要な転回点も表現が抑え目。映画では時代背景を1960年代にずらし、戦争経験者の親世代の友情を描き足すことにより、主人公の人を恋うる気持ちを初々しく描くことに成功している。映像化の難しい一話完結の作品にチャレンジし続けるジブリの姿勢は高く評価したい。2014/08/13
カピバラ
38
ジブリのアニメ「コクリコ坂から」の原作コミック。北斗さんが男なのに驚いた。正直アニメのほうが好きかも・・・。2015/10/07
こりんご
24
♪光る海にかすむ船はさよならの汽笛のこします ゆるい坂をおりてゆけば夏色の風にあえるかしら （中略） 夕陽のなか呼んでみたらやさしいあなたに逢えるかしら♪ ジブリ映画は未見なのにタイトル聞くとこの歌が流れてきます。しかし読み始めてやっと「このページ昔見た！」と気付いたのでした。これって原作あったんですね。１９８０年連載だったと知って、時の流れを知ると同時に当時の自分が読んでたものにふと再会してしまい何だか恥ずかしいような・・。この当時描かれる高校生がすごく大人に見えたこと思い出しました。2013/04/26
moon
19
乙女の揺れる恋心、オーソドックスな少女漫画を始めて読んだように思います。最初は慣れなくて、読み進めるのが難しかったですが、最後にはハッピーエンドで良かったと思います。2011/07/11
