内容説明
のがれるように越前に向かい、何かを求めてふたたび京へ、琵琶湖の西岸、東岸を通った紫式部は湖上での経験を『源氏物語』の随所に生かしている。大湖・琵琶湖から式部が得たものは想像以上に大きなものがあったようだ。
目次
源氏物語と石山寺
紫式部『源氏物語』を草案
紫式部が通った近江路
光源氏のモデル源融と、源信
源氏物語の世界を歩く
紫式部と清少納言
著者等紹介
畑裕子[ハタユウコ]
京都府生まれ。奈良女子大学文学部国文科卒業。公立学校で国語教師を11年務める。京都市内から滋賀県蒲生郡竜王町に転居。『天上の鼓』などで滋賀県文化芸術祭賞。『面・変幻』で第5回朝日新人文学賞、『姥が宿』で第41回地上文学賞。滋賀県文化奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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